スポーツ報知 9/19(日) 8:00

◆新日本プロレス「G1クライマックス31」大会 ▽「G1クライマックス31」Aブロック公式戦30分1本勝負 〇高橋裕二郎=勝ち点2(11分31秒 ビッグジュース→片エビ固め)飯伏幸太=勝ち点0●(18日、大阪府立体育会館、観衆1963人)

 最強シングル決定戦の開幕戦で、史上初の3連覇を狙う飯伏幸太が高橋裕二郎の前にまさかの黒星を喫した。

 2か月間の欠場に追い込まれた誤嚥性(ごえんせい)肺炎も完全に回復。パンプアップされたボディーで笑顔を浮かべて入場した飯伏だったが、過去1勝1敗と五分の星の裕二郎のステッキを使った凶器攻撃、場外乱闘と序盤からペースを握られる。

 側頭部へのハイキック、その場飛びムーンサルトプレス、その場飛びシットダウン式ラストライドと畳みかけたが、必殺のカミゴェはレフェリーを巻き込んだ裕二郎が回避。金的攻撃で飯伏を悶絶させると、必殺のピンプジュースがさく裂。これはカウント2・5で耐えた飯伏だったが、さらに初披露の新技・ビッグジュースで叩きつけられ、屈辱の3カウントを聞いた。

 バックステージで飯伏は「ううっ…」と、うめき声を漏らすと、「初戦の一番でG1黒星スタート。今日からで…」と絶句。「G1クライマックス、まだまだで…。僕はこの(かつての)パートナー・高橋裕二郎、全部、分かっているつもりだった。ただ、今回はちょっと、今回はちょっと違う…」と話すと、「ちなみに僕は、僕自身は万全です。万全だけど…。ここから負けない。次。次から、次から…」とつぶやいた。

 一方、裕二郎は「いいか、この俺がよ。(7・25)東京ドームのメインイベント(を誤嚥性肺炎で)飛ばした、病み上がりに負けるわけがねえだろ」と豪語した。

報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae490fb29802be6f0c0dae3d7bd06261bb0ed59f
G1初戦でV3を狙う飯伏幸太を下した高橋裕二郎(右=新日本プロレス提供)
https://i.imgur.com/FMgykT6.jpg