0001牛丼 ★
2021/09/18(土) 19:56:34.16ID:CAP_USER9自身が出走するレースでわざと着順を落とし、高額配当を演出。そのレースの舟券を親戚経由で購入する――。ボートレース界でそんな手法の「八百長事件」が起きていたことが、昨年1月各紙で報じられた。ボートレース界“史上最大の不祥事”とも言えるこの事件は、各所に大きな衝撃を与えた。
1969年に発覚した「黒い霧事件」
日本の戦後史において特筆される「八百長事件」が2つある。1969年に発覚したプロ野球、オートレース界を舞台とする「黒い霧事件」と、2011年の「大相撲八百長事件」だ。
この2つの事件は、プロ野球、大相撲という人気スポーツで起きた不祥事だったために、その注目度は極めて高かった。
「黒い霧事件」は国会でも取り上げられる社会問題となり、世論の突き上げを食らった当時の日本野球機構(NPB)とコミッショナー委員会は厳格な調査を迫られた。その結果、敗退行為を認めた永易将之らの証言に沿って、八百長そのものを最後まで否定した多数の人気選手が、刑事罰を受けていないにもかかわらず永久追放処分となった。その代表格が入団5年で99勝を記録していた天才投手、池永正明(西鉄、2005年に処分解除)である。
2011年の「大相撲八百長事件」
大相撲の八百長事件は記憶に新しい。角界では長年「注射」の存在が指摘され、星勘定を仕切る「中盆」と呼ばれる力士が実名で八百長工作を告白したこともあったが、相撲協会はどんなに具体的な証言が出たとしても一切、八百長を認めてこなかった。
ところが2011年、決定的な証拠が明るみに出る。2010年、野球賭博事件で摘発された力士の携帯電話を警視庁が押収したところ、八百長の打ち合わせと見られるメールが多数確認された。警視庁は日本相撲協会の監督官庁である文部科学省にメールを提供。動かぬ証拠を突きつけられた相撲協会は徹底的な調査を迫られ、最終的に親方、力士ら24人が解雇、引退勧告などの形で角界から追放された。
このとき処分された力士たちは、八百長を自ら認めていたわけではなく、なかには蒼国来(現・荒汐親方)のように法廷闘争で「潔白」を証明し角界に復帰したケースもある。大相撲の八百長を禁じる法律はないため、相撲協会は独自の判断で引退を迫ったわけだが、ここで重要なことは疑われた当事者が否定したとしても、決定的な証拠を重視し「角界追放」を実行したことである。
競艇の不正は、選手が認めなければバレない
西川は、増川が「八百長を実行した場合にバレるリスクはないのか」と心配した際、自信をもってこう答えている。
「選手が認めやんだらばれへんわな」
この言葉はある意味で真実だった。西川は2017年以降何度も公正課に呼び出され、不正を追及されながら、国税と特捜検察が動くまで八百長を継続できた。
どんなに疑惑があっても、選手本人が否定する限り競走会は「八百長」を断定することはできない――もしそうであれば、競走会は疑惑のある選手について、警察や検察に情報を提供し、捜査させるべきだ。「強制的な捜査権がない」ということを言い訳に八百長選手を放置するのであれば、それはスキャンダルの発覚を恐れた「隠蔽」と同じことである。
★抜粋
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2ca5f97daee526422cb487d0391fc6487c4bfa?page=1