アジアサッカー連盟(AFC)はワールドカップ(W杯)を2年毎に開催するという案を歓迎している。14日に発したリリースで正式に表明した。

現行方式では4年毎の開催となっているW杯。2018年のロシア大会ではフランス代表が世界王者となり、2022年にはカタールで各国の代表チームがしのぎを削る。

その最高峰の祭典について、国際サッカー連盟(FIFA)は2年に1度の開催を提案。しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)などからは反対の声が上がった。理由としては、過密日程を強いられているトップ選手たちの健康や、各大会のレベルを保つための準備期間を考慮した意見も挙げられている。

隔年開催案は2021年5月21日に第71回FIFA総会において伝えられ、AFCに名を連ねる国々を含む各加盟協会に対して議論するよう通達。そして、AFCは「FIFA・W杯とFIFA・女子W杯を2年毎に開催することの実現性について、インターナショナルカレンダーを最適化する選択肢を検討することとします。FIFAが開始、主導する協議プロセスを歓迎することにしました」と正式に表明した。

そのことが発表された9月14日の声明では、以下のようにその意図が説明されている。

「AFCには、使命およびビジョンとして掲げるように、アジアのチーム・選手が世界の大舞台で輝き続けることを目指し、加盟協会の発展を促すための最適な計画を展開するという明確な目標があります」

「AFCは、加盟団体や地域協会の強さを誇りに思っています。世界のサッカー界との団結力と連帯感を築き、守り、より明るい未来を育むことを常に目指しています」

また、「世界中のすべての地域が秘めている利益を引き出すような未来のインターナショナル・マッチ・カレンダーを形成するために、積極的に関与していきたいと考えています」とも強調された。トップ選手の過密日程や年間試合数の問題については常に議論されてきたが、さらなる変化が起こる可能性もあり得るようだ

9/14(火) 15:58 GOAL
https://news.yahoo.co.jp/articles/26e0e1bb07a9c2454cce087584edb19146d0706a

写真
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210914-00010011-goal-000-1-view.jpg?w=640&;h=360&q=90&exp=10800&pri=l