9/10(金) 11:24
スポーツ報知

大坂なおみ撃破の19歳レイラ・フェルナンデス決勝進出 テニス全米OP
サバレンカを破って決勝進出を決めたフェルナンデス(ロイター)
◆テニス 全米オープン第11日(9日・ニューヨーク)  ▽女子シングルス準決勝 フェルナンデス(カナダ)7―6、4―6、6―4サバレンカ(ベラルーシ)

 世界ランキング73位のレイラ・フェルナンデス(カナダ)が、同2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)をフルセットの末に破り、4大大会初の決勝進出を果たした。6日に誕生日を迎え19歳になったばかり。どうして勝てたのか聞かれ「なぜだか全く分かりません」と笑い「応援し続けたお陰で戦い続けることができた」と満員の観客に感謝を伝えた。

 フェルナンデスは闘志むきだしで向かってくるサバレンに惑わされることなく戦いを続けた。最終セットは第1サーブが43%と入らず苦しい展開を強いられたが、第6ゲームで先にブレイクし4―2とリード。しかしすぐブレイクバックを許した。

 第9ゲームはネット前での攻防で、相手の動きを見極めて横を抜くなど冷静さが光りキープした。すると重圧に耐えきれなくなったのはサバレンカの方だった。サーブ力が武器のはずが、0―15からダブルフォルト2本。最初のマッチポイントでフォアハンドがベースラインを割り、フェルナンデスの決勝進出が決まった。

 陣営席にはカナダ出身の元NBA選手スティーブ・ナッシュ氏が座っていた。「ナッシュにも会えたし、(女子の名選手)ビリー・ジーン・キングにも会えたし…」と、初めての体験に興奮冷めやらない様子。3回戦で大坂なおみ(日清食品)、準々決勝でエリナ・スビトリナ(ウクライナ)を破っており、1大会でトップ5のうち3人を倒し勝ち上がった。99年に17歳だったセリーナ・ウィリアムズ(米国)が達成して以来の快進撃は止まる気配がない。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/37dd13ff432a5a9be2a9b94a4fcd1aea86af2b6ak