アトレティコ・マドリードは31日、バルセロナからフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを獲得することを発表した。

 契約は今シーズン終了までの期限付き移籍で、ローン期間の延長オプションも付帯している模様。また、バルセロナ側の発表によればアトレティコの買い取り義務が発生する条項もついているという。

 現在30歳のグリーズマンは2009年にレアル・ソシエダでプロデビューを果たすと、初年度から公式戦39試合に出場。その後も同クラブでエースとして存在感を高めると、2014年にアトレティコ・マドリードへと移籍した。

 そして、アトレティコでは公式戦257試合出場133ゴールという数字を残すと、2019年夏には完全移籍でバルセロナへ加入。しかしバルサでは大きな期待に応えきることはできず、クラブの経済的な問題やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの去就騒動に伴い、批判の矢面に立たされる場面も多かった。

 そんななか昨季リーガを制したアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、アルゼンチン代表FWアンヘル・コレア、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの他に攻撃陣のオプションを求めており、グリーズマンの復帰を熱望した模様。移籍市場最終日、元エースの3シーズンぶりの電撃復帰が実現することとなった。

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