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 新潟県湯沢町で20〜22日に開かれた音楽フェス「フジロックフェスティバル」に、経済産業省が最大1億5千万円の補助金を出すことがわかった。

 梶山弘志経産相は27日の会見で、政府のイベント開催の指針に沿っているとして、支出は「問題ない」とした。

 コロナ禍で音楽や演劇などを中止した事業者が公演を再開する際、経費の半額を補助する「コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金」がある。1公演あたりの上限額は昨年度までの申請分が5千万円、今年度は3千万円。公演のキャンセル料への補助金と合わせて、これまでに約3万5千件以上(約1300億円)が交付の対象となった。予算はこれまで約1600億円が計上され、27日には予備費から627億円が追加されることが閣議決定された。

 フジロックは昨年は中止されており、今年再開したことで1日あたり最大5千万円、3日間で最大計1億5千万円の補助を受けることが昨年度に決まっていた。主催者によると、3日間の来場者は延べ約3万5千人だった。来場者は会場の収容人数の2分の1までとした、政府の基本的対処方針によるイベント開催制限の範囲内だったという。