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スポーツ報知

桃田賢斗の“恩返し”が始まった…初の五輪で貫禄の初戦快勝発進
桃田賢斗
◆東京五輪 バドミントン(25日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 男子シングルスの1次リーグ初戦で、世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)は、世界88位の米国選手を21―12、21―9のストレートで下した。

 桃田が五輪の舞台で第一歩を踏み出した。ランキング差のある相手に対し、コートの感触を確かめるように丁寧に試合を運んだ。第1ゲームは13―5から対角線へきれいにフォアのスマッシュを沈めるなど、ネット際の攻防だけでないプレーも見せ、貫禄の白星発進を飾った。

 リオ五輪の16年も世界ランク2位にまで上りつめたが、直前の違法賭博問題で出場できず。今大会が、自身初の五輪となる。東日本大震災で大きな被害を受けた福島で、中学、高校時代を過ごした。「ああいう経験をした自分が伝えられることもあると思うので、色々な人たちの思いも全部背負って、五輪という舞台に立てたらいい。2016年の時は色々な方を裏切って本当に迷惑をかけてしまったので。その分、東京では、感謝の気持ちをしっかり持って、恩返しの気持ちを持ってできたら」と話す大舞台が、いよいよ始まった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9db2c9bef73ed74910fb73cdcbc454c8719f48c