勝利を決めて笑顔で愛を送るポーズを取ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日〜8月1日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がウーゴ・デリエン(ボリビア)を6-2 6-2で下した。

【画像】開会式で聖火台に点火した大坂なおみ

「凄くきつかった。他の選手とも話したけど、ここまでで今日が一番暑かった。暑いだけでなく湿度も高いから、本当にしんどい。ハードコートは熱を吸収して、ずっとコートに留まっている。風もほとんどなかった。他の日はもっと風があって少しリフレッシュしたりクールダウンできたけど、今日は全然なかった。だからこそ今日は大きなチャレンジだったが、最初のハードルを乗り越えられてよかった。プレーは安定していたけど、自分はもっとできるはず。最初の試合としては満足している」

 ダニール・メドベージェフ(ロシア)は暑さ対策のために試合時間を遅らせるべきだと主張している。

「100%彼に同意するよ。僕も実際に聞いてみたよ。セルビアのチームキャプテンであるビクトル・トロイツキが何度か試合中に審判と話をしていた。正直言って、なぜ午後3時頃にスタートしないのか理解できない。テニス競技では何らかの時間制限があって夜中の12時までしかプレーできないと聞いている。でも、僕の試合が終わってもまだ5時になってもいない。つまりまだ7時間もプレーする時間が残っている。すべてのコートに照明が設置されているし、テニス選手の体調面をもっと考えて欲しい。なぜ時間を遅らせないのか、理解に苦しむ。放映時間のことを考えても、遅くすることはメリットがあるはずだ。時間が遅いほうがアメリカやヨーロッパで観戦しやすくなるはずだ。なぜ日中にプレーしなければならないのか、ITFに聞けばもっといい説明をしてくれるかもしれない。時間が変更されることはないと思うが、それでも願っているよ」

 開会式ではテニス選手として史上初めて大坂なおみ(日清食品)が聖火台に火を灯した。

「テニス界にとってこれ以上素晴らしいことはない。自分を、自分の国を、そして自分のスポーツを代表しているんだ。オリンピックでは自分のスポーツにできる限り注目が集まってもらいたいから、選手村ではテニスの印象がよくなるように意識しているよ。他の競技の選手からテニス選手はすごく注目されているのは、本当に素晴らしいことだと思う。自分もそれを実感している。確かに、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)といったスーパースターはいない。彼らレジェンドがいないが、それでも素晴らしいトップ選手がたくさん出場している。大坂なおみは日本の一番人気で誰もが注目している。ホームでプレーすることのプレッシャーは大きいが、テニスがこれだけ注目されることは素晴らしいことなんだ」(テニスマガジン)

7/24(土) 21:46配信
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