7/18(日) 11:01
デイリー新潮

TBS「週刊さんまとマツコ」が大苦戦 M1層(20〜34才男性)は誰も見ていない衝撃
明石家さんま、マツコ・デラックス
 7月11日、「週刊さんまとマツコ」(TBS)が、番組史上最低の視聴率3・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)を記録した。4月に鳴り物入りでスタートして以来、4%台の低空飛行ではあった。これではまずいと考えたのか、11日の放送ではDA PUMPのISSAをゲストに迎えたのだが、時すでに遅し――。
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 番組公式ページにはこうある。

《国民的お笑い芸人の明石家さんまと、日本を代表する“さんまファン”かつ“最強のお喋り相手”マツコ・デラックスがTBSで合体! /番組では、そんな2人がお互いの「知られざる顔」「新しい魅力」を引き出すべく、ある時はスタジオで、ある時はロケで思う存分喋り倒す。》

 確かにそうだった。どんな番組でも視聴者をつかんで離さない、テレビ界のツートップとも言える、さんま(66)とマツコ(48)が喋り倒せば、どんな化学反応が起きるのか、という期待があった。

 ところが、初回から期待外れだったことは、デイリー新潮「注目の新番組『週刊さんまとマツコ』 初回は意外な視聴率、不吉な予感と期待と――」(5月2日配信)でも報じた。民放プロデューサーが言う。
テコ入れ時期を逃した

「4月18日の初回放送は2人のカラミはなく、互いの楽屋と化粧室で、それぞれの現場ディレクターとの会話を交互に映すだけ。その内容も江藤俊久チーフプロデューサーを出世させるために番組を始めたなんて内輪話ばかりで、視聴率は4・4%と大コケしました。1週空いた5月2日の第2回で、裏番組の『サザエさん』(フジテレビ)の波平に扮したさんまさんと、サザエさんに扮したマツコさんが、ようやくスタジオで顔を合わせました。ところが、お互いに相手を持ち上げるばかりで、結果は4・1%とさらに下げることになった。その後も野村萬斎の娘、野村彩也子アナが二世としての悩みを相談したり、国山ハセンアナが安住紳一郎アナの新番組に行きたいと訴えたり、業界では話題になったものの、4%台を続けていました」

 そして7月11日の放送でとうとう4%を割り、番組史上最低の3・7%に。もはやチーフプロデューサーの出世どころではない。

「11日の放送の収録日が、さんまさんの誕生日(7月1日)だったために、“芸能界一のプレゼント王”ISSAをゲストに呼んで、相手の心をつかむプレゼントの極意を披露して、2人を感心させていました。TBS制作陣もずっと4%台ではさすがにまずいと思って、内輪でないゲストを呼んだのかもしれませんが、最低の3%台まで落ちたわけです。正直言って、テコ入れの時期を逃していますね」

M1層の個人視聴率に*マーク

 日曜18時半からの30分番組という枠も良くないのでは? 

「11日の裏番組を見ると、『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ)は14・4%、『相葉マナブ』(テレビ朝日)は10・8%、そして彼らが扮装した『サザエさん』は8・5%です。報道からバラエティ、アニメもしっかり数字を取っています。いずれも固定客はいますからね。しかも日曜夜というのは、18時まで『笑点』(日テレ)を見て、18時からはフジの『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』を経て、19時から『NHKニュース7』と『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日テレ)に分かれ、20時からNHK大河、『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ)、『ポツンと一軒家』(テレ朝)に3分し、21時に日曜劇場(TBS)で収束するという、国民的ルーティーンがあるのです。それを切り崩すのは並大抵ではありません」

 個人視聴率で見ると、さらに酷いという。

「そもそも編成の段階から見誤っていたかもしれません。ちなみに個人視聴率のコアターゲット層(13〜49歳)で見ると、トップは『サザエさん』の5・6%でした。対して『週刊さんまとマツコ』は1・0%。100人のうち1人しか見ていない計算です。しかも、M1層(20〜34歳の男性)に至っては禁断の“*”でした。視聴率は0・1%を割り込むと*マークで表示されます。つまり、ほとんど誰も見ていない……」

全文はソース元で
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210718-00755112-shincho-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/37163fe401f52aa0dce538ccb17bdb447aeb4345