スポニチ2021年7月13日 05:31
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/07/13/kiji/20210713s00001007010000c.html

 大リーグのオールスター両リーグ監督会見が12日(日本時間13日未明)に行われ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)がア・リーグの先発で登板することが発表され、打順は「1番・DH」として発表された。ア・リーグを率いるレイズのケビン・キャッシュ監督は大谷の起用について投打の「二刀流」で出場できるよう、指名打者制を解除しなくて済む特別ルールが適用されると説明した。

 会見には大谷、水原一平通訳(36)、キャッシュ監督、ナ・リーグを率いるドジャースのデーブ・ロバーツ監督、ナショナルズのマックス・シャーザーの5人が登壇。大谷は「シーズン中に戦っているみなさん、ナ・リーグで今まで戦ったことない選手と、プレーできることを楽しみに頑張りたい」と試合を待ち望んだ。

 「1番・投手」での出場については「ピッチャーとして選ばれることは予想していなかった」と驚きつつ「その中でも先発で光栄」と喜びを口にした。

 二刀流の難しさを聞かれると「一番は毎日違うコンディションを整えないといけない。それを毎日しないといけないのは難しいと思います」とし「ここ2年間は、ケガなどでつまずいていた。健康でプレーできていることはいいこと」と話した。

 日本選手の先発登板は95年のナ・リーグの野茂英雄(ドジャース)以来、2人目。大谷はファン投票で指名打者として1位で選出。さらに選手間投票では先発投手で選ばれた。史上初の投打同時選出を果たし、投打の「二刀流」でプレーすることが決まっている。今季は投手で4勝1敗、防御率3・49。打者で打率2割7分9厘、33本塁打、70打点、12盗塁。