2021年6月25日 12時30分
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 俳優のサミュエル・L・ジャクソンに、アカデミー名誉賞が贈られることが明らかになった。現地時間24日、アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーが発表した。2022年1月15日、米ロサンゼルスで行われる予定の第12回ガバナーズ賞授賞式にて授与される。

 1994年の『パルプ・フィクション』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたサミュエルは、『ダイ・ハード3』『交渉人』『ディープ・ブルー』『アンブレイカブル』など、数え切れないほどの話題作に出演。『スター・ウォーズ』シリーズではメイス・ウインドゥ、『アベンジャーズ』シリーズではニック・フューリーを演じ、幅広い世代から支持されている。

 アカデミー名誉賞は、生涯にわたる卓越した功績と映画界への並外れた貢献をたたえる賞で、日本では黒澤明監督、宮崎駿監督も受賞している。今年度はサミュエルのほか、脚色賞にノミネートされた『パーフェクト・カップル』『天国から来たチャンピオン』などの脚本家でコメディアン・映画監督のエレイン・メイ、『移民者たち』『鏡の中の女』で主演女優賞にノミネートされたノルウェー女優のリヴ・ウルマンに授与される。

 また、『リーサル・ウェポン』シリーズのマータフ役で知られ、ユニセフ親善大使も務めるダニー・グローヴァーには、人道的活動により映画業界に信用をもたらした人物に贈られる、ジーン・ハーショルト友愛賞が贈られる。アカデミー会長のデヴィッド・ルービンは声明で、「映画界と社会に多大なる貢献をした4人の受賞者に、名誉賞を贈ることを大変うれしく思います」と祝福している。