本拠地で雄姿を見せつけた。ロッテの2年目右腕・佐々木朗希投手(19)は10日、ヤクルト戦(ZOZOマリン)でプロ3度目の先発登板。プロ最長となる6回を93球、4安打5三振2四球1失点と好投したものの同点のままリリーフ陣にバトンを託し、プロ2勝目はお預けとなった。

 初回は2番・青木に対し7球粘られながらもプロ自己最速となる155キロの内角低め直球で見逃し三振に仕留めるなど三者凡退。上々の立ち上がりだったが、2回先頭の4番・村上に対してはカウント1―1から甘く真ん中低めに入った151キロ直球をとらえられ、ソロ本塁打を右中間席に叩き込まれた。プロ初被弾を喫した右腕は思わずマウンドで唇をかんだ。

 だが失点はこの一発のみ。自慢のストレートを軸にしながら要所でスライダー、フォークを効果的に組み込み、強力ツバメ打線に3回以降は三塁を踏ませなかった。先制弾を許した村上とは4回先頭の第2打席で再び対峙し、フルカウントに追い込んでから真ん中低めのフォークで空振り三振を奪ってリベンジ=B最少失点でテンポ良く6回を投げ切った。
 
 チームは5回に荻野の内野安打と相手の失策絡みで1点を返して同点。そして8回にレアードの15号勝ち越しソロが飛び出すと、佐々木朗もベンチで笑顔を浮かべた。

 そのまま試合は2―1でロッテが勝利。試合後の2年目右腕はグラウンド上に出て先輩たちと歓喜のハイタッチに加わった。

 試合後は「総合的に試合は作れましたし、前回よりも1イニングですけど、多く投げれて失点も抑えられて良かった。もっと球数いってるかなと思ったんですけど、思ったよりいってなかったのでラッキーな部分もあったと思うんですけど。よかったなと思います」とコメント。一番良かった点について質問が向けられると「自分が苦しい場面で変化球でカウント取れたりだとか、相手がストレート待ってる中でいいところに変化球投げれたりとか。前回投げ切れなかった部分が投げ切れるようになったところも良かった」と述べた。

 また、この日は過去の2試合で1度も投げていなかった新球<`ェンジアップを投じていたことも明かし「これからもっと試して自分の武器になるというか、自分を助けてくれるボールになればなと思います。うまく使えたかどうかはわからないですけど、使ってみていい悪いは出たので。投げたことが収穫です。チェンジアップに関しては」と語っていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6967434abcbf0a2dbdebee71b1340fe563d1465a
6/10(木) 21:04配信


https://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2021/il2021061004.html
試合スコア