2021年6月5日 17時0分 文春オンライン
「顔を平手打ちされて、足で強く蹴られたんです」

 5月18日深夜1時。タレント・熊田曜子(39)は東京都港区内のマンション10階に警視庁高輪署の警察官を招き入れると、夫・A氏(38)の家庭内暴力を強い口調で訴えた。

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「熊田から通報を受けた署員はAを暴行容疑で現行犯逮捕した。この後、熊田は3人の子供を義理の両親に預け、以前から決まっていた仕事に向かった」(社会部記者)


ママタレとして活躍中

結婚当時は「すごい幸せです」
 19歳で芸能デビューを果たした熊田が結婚したのは、2012年4月のこと。

「彼女はテレビで『すごい幸せです』と指輪を披露し、結婚と同時に妊娠を発表。同年12月に長女、15年に次女、18年には三女が誕生した」(芸能記者)

 熊田を射止めたA氏はどのような人物なのか。

「彼は有名医師の息子で、筋金入りのボンボンです」

 そう証言するのは、A氏の知人だ。A氏の父は東京都内の一等地に建つ、会員制高級医療クラブの理事長の職にある。

「会員は経営者や芸能人ばかり。数十万の年会費を支払った会員だけが同院の医療サービスを受けることができる。理事長は医療業界では知られた医師で評判も良い」(医療関係者)

A氏の実態は“親のすねかじり”
 A氏は早稲田大学を卒業後、ケーブルテレビの運営会社に入社。12年に父の医療クラブのプロジェクトに参画してから、父と同じ医療分野の道を歩んだ。

「脱サラ後、14年に資本金約800万円で医療コンサル業を立ち上げた。当時の所在地は実家がある港区内の億ション。病院の運営支援や外国人向けの遠隔セカンドオピニオンの提供などを謳っていた」(前出・知人)

 会社経営者と言えば聞こえが良いが、実際は親のすねかじりだったという。

「同社のホームページにはセカンドオピニオンに携わる医師を掲載していますが、お父さんが知り合いの医師に連絡し、『息子のために手伝ってくれないか』と頭を下げて回っていました。『親バカだと分かっているけど』と。一方でお父さんは熊田さんを気に入り『息子の嫁さん、芸能人なんだ』と周囲に自慢していた」(同前)

 別の知人は「事業が軌道に乗っているとは思えない」と首をかしげる。

「会話がない。料理も食べてくれない」
「美容整形のために中国からやってきた患者のコーディネートなどを行う会社の社外取締役に就いたり、仮想通貨の運営会社と共に再生医療のプロジェクトをぶち上げたこともあったが、間もなく頓挫。最近はコロナの検査キットを取り扱うなど迷走を続けています」

“修羅”が繰り広げられた今の自宅に移り住んだのは約3年前。家賃二十数万円と芸能人が住むには質素なものだった。

「かつて熊田の故郷・岐阜のイベントに夫婦揃って参加したこともあった。しかし、最近は『夫は家にあまりいないし、会話がない。料理も食べてくれない』と愚痴ばかりこぼすようになった」(芸能関係者)

 家庭内での軽微な犯罪であるとして、A氏は逮捕2日後に釈放。だが、熊田は被害届けを取り下げておらず、今後A氏は在宅捜査を受けることになる。現在、夫婦それぞれ代理人弁護士を立て話し合いを続けている。夫の代理人に聞くと、

「現時点で離婚を前提として話し合いを進めているとの事実はございません」

(※熊田は5月31日、所属事務所を通じて夫と離婚する意思があることを発表)

 9年連れ添った2人だが、関係修復は難しそうだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年6月3日号)

https://news.livedoor.com/article/detail/20316803/
2021年6月5日 17時0分 文春オンライン