日本ハム中田翔内野手(32)が、1日からのイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)で実戦復帰する見通しとなった。体調不良などの理由から5月17日に出場選手登録を抹消。その後、約2週間は2軍戦にも出場せずに調整を進めてきた。栗山英樹監督(60)は「動きだすから」と、主砲の再始動を示唆した。

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静寂を貫いてきた中田が、本格的に動きだす。出場選手登録を抹消されてから約2週間。1日からのイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)で実戦復帰するメドが立った。栗山監督は「動きだすから。普通に考えて、ここまでファームの試合に出ないで(1軍戦に)出るって言うのは、あまり考えづらいよな」と、まずは2軍で出場させることを示唆した。

交流戦を1週間後に控えた5月17日に出場選手登録を抹消された。栗山監督は「体調不良」と説明したが、35試合の出場で打率1割9分7厘、4本塁打、11打点。4月には不振からベンチでバットを折り、その後に右目付近を大きく腫らすアクシデントもあった。リフレッシュも兼ね、総合的な判断だったとみられる。

降格後は2軍戦にも出場せず、実戦から遠ざかっていた。栗山監督は「すごい長い間、いろいろ話した」と対話機会を設けた。「いつか翔のためになると信じて。人として俺がやらなきゃいけないことはある。自分が4番を打つためのものに戻ってきてねと言っているわけだから」と、誰よりも復活を願ってきた。

チーム打率は2割2分3厘で、12球団ワーストに沈んでいる。借金は今季ワースト11に膨らみ、最下位からの脱出へ、活路を見いだしている段階。1日からは広島、巨人とのビジター6連戦に臨む。指揮官は「6連戦も続いているので、疲れも出ているのでね、みんな。そういう意味では、土のグラウンドにいけるので、また元気にやっていきます」。必死に上位に食らいつき、主砲の合流を待つ。

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6/1(火) 6:00配信