◇ア・リーグ エンゼルス―ホワイトソックス(2021年4月4日 アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は4日(日本時間5日)、本拠地アナハイムでのホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場。投手として今季初登板し、投打同時出場の「リアル二刀流」を本格始動させた。

 今年のキャンプでリアル二刀流は2試合経験しているが、公式戦ではメジャー移籍後、初。初回の投球では最速161キロを記録するなどし無安打無失点に抑えた。

 一方、初回の第1打席で右中間に今季2号本塁打し、3試合連続安打をマークした。エンゼルスの投手の本塁打は、1972年のフライド・ライトが放って以来

 球団によると公式戦で「2番・投手」で先発して他の守備位置に就かなければ、1903年のジャック・ダンリービー(カージナルス)以来118年ぶりとなる。1973年にDH制が採用されたアメリカン・リーグの試合でエンゼルスの投手が投打同時出場するのは初めて。過去45年でア・リーグの投手が投打同時出場したのは2009年5月17日にタンパベイ・レイズのアンディ・ソナンサイトがたったひとり果たしている。

 大谷は18年10月に右ひじ手術を受け、19年は打者に専念。昨年7月26日(同27日)のアスレチックス戦で2季ぶりに投手復帰したが、投手復帰2戦目となった同8月2日(同3日)のアストロズで右前腕部を痛め、その後は再び、打者に専念した。この日は245日ぶりの公式戦のマウンドで、勝利すれば18年5月20日(同21日)のレイズ戦以来、1050日ぶりの白星となる。

4/5(月) 9:53配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2646caaa4eaee3a3010c41b4f11cc46081072782