3/17(水) 6:02配信
デイリー新潮

信憑性は……? 

デーブ・スペクター氏

 3月7日夜、アメリカの3大ネットワークCBSテレビは、「Oprah with Meghan and Harry: A Primetime Special」を放送した。

 反響は大きく、日本のメディアもすぐに報じた。例えば「TBS NEWS」は8日、「英ヘンリー王子&メガン妃 離脱後、初インタ『私は黙らせられた』」との記事を配信している。

 司会のオプラ・ウィンフリー(67)は黒人女性。彼女の「オプラ・ウィンフリー・ショー」は、1986年から2011年まで放送された長寿番組として知られる。

 日中のトーク番組で、人気だけでなく、質の高さでも知られていた。「史上最高のトーク番組」というアンケート調査では、今でも上位にランクインされる。

 オプラは米大統領選の出馬すら取り沙汰されたこともあった。そんな名司会者が聞き手となり、メーガン妃(39)は、長男のアーチーくん(1)を出産した際、英王室内部から「どれくらい肌の色が濃くなるのかという懸念」が示されたと明かしたのだ(文末:註1)。

 文字通りの爆弾発言であり、今でも世界中で議論を巻き起こしているのは言うまでもない。

 その一方で、日本での報道は、問題の本質に迫ったものはない。海外の報道を翻訳したものでも、表面的な記事が多いようだ。

 例えばAFP=時事は3月10日、「人種差別疑惑で英女王が声明 懸念と対処を表明」との記事を配信した。

自己憐憫の固まり
 記事の中には、エリザベス女王(94)の《回想の中には一部異なるものがある》や、《王室により内密に対処される》との発言が載っている。「メーガン妃の発言に信憑性があるのか」と疑問を示している部分もあるのだ。

 だが、見出ししか読まない日本人の読者が、「メーガン妃の発言は事実らしい」と受け止めても不思議ではない。

 欧米のメディア事情にも精通しているデーブ・スペクター氏は、この問題に関しては一貫してメーガン妃に厳しい指摘をしている。

 例えば、「バイキングMORE」(フジテレビ系列・平日・11:55)での発言は、次のような記事として報じられた。

◆「デーブ・スペクターさんメーガン妃発言に『差別があったから米国に帰るなんて笑い話』『信ぴょう性がない』」(中スポ/東京中日スポーツ・電子版:3月11日)

 改めてデーブ氏に取材を申し込むと、「メーガン妃の発言には、完全にウソと判明しているものが少なくありません」と解説する。

「あの特番の本質は、自己憐憫の固まりと化したメーガン妃が、『私って可哀想でしょう?』と全世界に向けてアピールしたに過ぎません。仮にも英王室の一員となるならば、イギリスの伝統や文化に従うべきだと誰でも分かります。分かっていなかったのはメーガン妃だけだったのです」

忍耐力の欠如
 メーガン妃は1981年生まれの39歳、ヘンリー王子は84年生まれの36歳。彼女には離婚歴がある。

 ヘンリー王子と結婚する前は女優として活動し、国際女性デーにスピーチを行ったり、慈善活動にも熱心だったり、日本で言う“意識高い系”の女性だという。

「率直に言って、女優としては二流でした。少なくともイギリス国民が、ヘンリー王子の結婚相手としてイメージしていた女性とは、相当なギャップがあったのは事実でしょう。王室との軋轢は、肌の色は関係ないと思います。彼女が白人であっても、この結婚はミスマッチだったのです」(同)

全文はソース元で
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210317-00715776-shincho-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/943f264f266ca6fd6da52798ff71ec8efeb11d76