2021年3月13日 12時46分
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 昨年アメリカで公開された最低映画を選出する、第41回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)のノミネート作品が現地時間12日に発表され、ロバート・ダウニー・Jr主演の『ドクター・ドリトル』が、最多6部門でノミネートされた。

 児童文学「ドリトル先生」シリーズを映画化した『ドクター・ドリトル』は、最低映画賞、最低主演男優賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低リメイク・パクリ・続編賞のほか、ロバートのウェールズ語アクセントもやり玉にあがり、最低スクリーンコンボ賞(ロバート・ダウニー・Jrと説得力ゼロの“ウェルシュ”・アクセント)にもノミネート。また、映画批評サイト Rotten Tomatoes でレビュアーからの支持率0%となっているポーランド映画『愛は、365の日々で』も、同じく最多6部門でノミネートされている。

 俳優部門では、ラジー常連のアダム・サンドラーのほか、アン・ハサウェイ、グレン・クローズなどが候補入りした。受賞結果は、第93回アカデミー賞授賞式の前日となる、現地時間4月24日に発表予定。ラジー賞では、新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな災難に見舞われた2020年を史上最悪の年と認定し、この日に特別賞のトロフィーを授与すると発表している。(編集部・入倉功一)

第41回ゴールデンラズベリー賞ノミネート作品は以下の通り

■最低映画賞
『愛は、365の日々で』
『アブソリュート・プルーフ(原題) / Absolute Proof』
『ドクター・ドリトル』
『ファンタジー・アイランド』
『ミュージック(原題) / Music』

■最低主演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr 『ドクター・ドリトル』
マイク・リンデル (“マイピロー”・ガイ) 『アブソリュート・プルーフ(原題)』
ミケーレ・モローネ 『 愛は、365の日々で』
アダム・サンドラー 『ヒュービーのハロウィーン』
デヴィッド・スペード 『僕のミッシー』

■最低主演女優賞
アン・ハサウェイ 『マクマホン・ファイル』&『魔女がいっぱい』
ケイティ・ホームズ『ザ・ボーイ 〜残虐人形遊戯〜』&『ザ・シークレット:希望を信じて』
ケイト・ハドソン 『ミュージック(原題)』
ローレン・ラプカス 『僕のミッシー』
アンナ=マリア・シエクルッカ 『愛は、365の日々で』

■最低助演女優賞
グレン・クローズ 『ヒルビリー・エレジー −郷愁の哀歌−』
ルーシー・ヘイル 『ファンタジー・アイランド』
マギー・Q 『ファンタジー・アイランド』
クリステン・ウィグ 『ワンダーウーマン 1984』
マディ・ジーグラー 『ミュージック(原題)』

■最低助演男優賞
チェヴィー・チェイス 『ザ・ベリィ・エクセレント・ミスター・ダンディ(原題) / The Very Excellent Mr. Dundee』
ルディ・ジュリアーニ(本人役として) 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
シャイア・ラブーフ 『ザ・タックス・コレクター(原題) / The Tax Collector』
アーノルド・シュワルツェネッガー 『ザ・アイアン・マスク(英題) / The Iron Mask』
ブルース・ウィリス 『アンチ・ライフ』『ナイト・サバイバー』『ハード・キル(原題) / Hard Kill』

■最低スクリーンコンボ賞
マリア・バカローヴァ&ルディ・ジュリアーニ(そう、本物のルディ・ジュリアーニだ!)『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』

ロバート・ダウニー・Jr&説得力ゼロの“ウェルシュ”・アクセント 『ドクター・ドリトル』

ハリソン・フォード&完全にニセモノにしか見えないCG犬 『野性の呼び声』

ローレン・ラプカス&デヴィッド・スペード 『僕のミッシー』

アダム・サンドラー&彼の耳障りでまぬけな声 『ヒュービーのハロウィーン』