2/26(金) 0:00配信
デイリースポーツ

 ジュニアのベルトを返上し天を仰ぐ高橋ヒロム

 「プロレス・新日本」(25日、後楽園ホール)

 19日の試合で左大胸筋断裂の重傷を負って欠場中の高橋ヒロムが大会開始前のリングに上がり、手術を決断したことと、保持するIWGPジュニアヘビー級王座の返上を発表した。

 ヒロムは左腕を三角巾でつるす痛々しい姿でファンの前に現れると、左大胸筋は完全断裂であったと説明。「オレの夢はIWGPジュニアヘビー級王座のベルトを巻いたまま、ジュニアとしてIWGPヘビー級(王座)のベルトを巻き、ゴールデンタイムで試合をすること。そして、東京ドームのメインイベントでIWGPジュニアヘビー級選手権(試合)をやることだ」とかねてからの主張を改めて唱え、「その夢をかなえるために、手術をするという決断をしました」と明かした。

 続けて、「この1回きりの人生、オレは後悔したくないです。だから、ジュニアのために、このベルトを返上します」と発表。これによって28日の大阪城ホール大会で予定されていたエル・ファンタズモとの2度目の防衛戦が消滅となり、「一つだけオレのわがままを聞いて下さい。BUSHIさん、オレの代わりに大阪城でファンタズモと戦って下さい」と、盟友を代役に指名しての王座決定戦を求めた。

 だが、この日のメインイベントで、金丸義信と組んだエル・デスペラードがファンタズモ、石森太二組からIWGPジュニアタッグ王座を奪取すると、試合後、「お前(ファンタズモ)とBUSHIがチャンピオンシップ?誰が許可したんだ。推薦されただけで挑戦できる、いやー、うらやましいぜ」と、ヒロムの要求に疑問を呈した。

 そこにBUSHIが現れると、デスペラードは「どう考えても次はオレだろうよ。オメエらのシングルマッチなんか認めねえよ」と主張し、「100万歩譲って、3WAYだったらやってやる」と、上から目線で、自身を加えた3人での王座決定戦を提案。さらに、「あとは会社がどういう判断を下すかだ。別に、こいつら2人がやったっていいんだぜ。誰も認めねえよ、そんなチャンピオンシップ」などと憎まれ口をたたくと、ファンタズモがデスペラードに怒りのスーパーキックを発射した。

 すると、BUSHIがファンタズモにコードブレイカーをお見舞い。マイクを持つと「ヒロムに指名されたんだよ。やるしかねえだろ。ヒロムのためにもオレがIWGPジュニアを巻く」と宣言した。

 BUSHIはバックステージで「オレはヒロムからチャンスをもらって、復帰を待つよ。IWGPジュニア王座決定戦?3WAY?オレは別に構わないよ。ファンタズモにもエル・デスペラードにも借りはあるからな。大阪城ホール、IWGPジュニア王座決定戦、3WAYで決めてくれよ」と、デスペラードの要求を受け入れた。

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