巨人期待の若手野手が宮崎キャンプ2度目の紅白戦で大暴れした。身長2メートルのドラフト5位・秋広優人内野手(18)=二松学舎大付=、支配下登録を目指す育成の八百板卓丸外野手(24)が3安打。試合後、ともに1軍昇格が決まった。

 秋広は器用だ。ボールに対して軌道を変えられるバットコントロールが見事。内角は腕をたたんだまま打つことができ、流し打ちの時には腕を伸ばしたままの形でバットが出て行く。外角の打ち方は、大谷のコンタクトの仕方に似ている。

 変則左腕の戸根に対した4打席目。初球、体に当たりそうな内角の変化球を体をひねって難なくよけた。しっかりしたタイミングの取り方ができているからだ。体が大きいからといって、長打力を求める必要はない。恵まれた体だから、慣れれば大きな当たりも出るようになるだろう。

 八百板もセンスのよさを感じさせた。3安打はいずれも初球。特に1本目は連続四球の直後で、投手からするとストライクを取りたい場面。好球必打は打者には必要なことだが「投手心理を読む」という結果に対する裏付けがあればさらに素晴らしい。いずれにせよ、2人とも楽しみな素材だ。(スポーツ報知評論家

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2/12(金) 6:00
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