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大関・貴景勝の休場は左足故障で…ケガの原因「太りすぎ」を指摘する声
2018年11月場所では170キロだった(C)日刊ゲンダイ
 10日目の19日、休場届を提出した大関貴景勝(24)。「左足関節靱帯損傷で今後約3週間の加療を要する見込み」と診断された。

 9日目の時点で2勝7敗。来場所はカド番となった。

 負傷したのは3日目の北勝富士戦だという。4日目以降の相撲は明らかに精彩を欠いていたので、ケガはウソや言い訳ではないだろう。

 しかし、ケガがなくても初日から3連敗だった。綱とりの重圧もあったのだろうが、それだけなのか。

 中継で解説する元横綱北の富士氏は「体重を減らした方がいい」と提言していた。貴景勝は175センチ、183キロ。初優勝した2018年11月場所は170キロだった。

 師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)は「稽古しながら大きくなったから問題ない」と、増量の影響を否定しているが、ある親方が言う。

「力士にも適正体重というものがある。例えば、187センチの大鵬さんは最大153キロ。これは師匠から『それ以上太ると相撲に支障が出るし、ケガも増える』とストップをかけられていたからです。稽古で増やせば問題ない、というわけではない。巨漢の逸ノ城も当初は問題なかったが、徐々に腰の状態が悪化。最大224キロから30キロ減量することになった。太りすぎると内臓にも負担がかかるし、特に心肺機能に影響する。貴景勝は取組後、コイのように口をパクパクさせてあえぐ姿が目立った。明らかにスタミナが落ちています」

 10日目は大栄翔が1敗をキープし、それを2敗の正代、3敗の朝乃山らが追う形も変わらず。貴景勝の綱とり場所だったはずが、一転して地味な本場所になってしまった。

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