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日刊ゲンダイDIGITAL

フワちゃん“コスパ最高”で一人勝ち!鈴木奈々らおバカ系タレントに廃業危機
2020年「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに「フワちゃん」が選ばれ、スピーチするフワちゃん(C)共同通信社
 年末年始のバラエティー番組に出ずっぱりで、話題を独占しているのが人気ユーチューバー兼“おバカタレント”のフワちゃん(27)だ。キー局編成マンも驚きを隠さない。

「女性芸人顔負けの話芸とインパクトあるファッションで10代から70代にまたがる老若男女のハートをわしづかみにしました。彼女の勢いの前にジャニーズの人気アイドルでさえ太刀打ちできない状況です」

 連日、各局の番組制作スタッフは彼女のスケジュールを用意周到に調べ上げ、出演依頼のタイミングをうかがっているという。フワちゃんがここまで多くのテレビマンから支持される一番の理由は出演料のリーズナブルさにあるという。

「フワちゃんのギャラはGP(ゴールデン・プライム)帯では1本あたり3万〜5万円前後と格安です。ノンプライム帯(6〜19時と23〜24時)だと2、3割は下がります。彼女はもともとユーチューブで十二分に食べられるためテレビは視聴登録のプロモーションの場としか考えていません。あれだけテレビに出まくっていたら通常ギャラは10〜20倍になっても不思議ではありませんが、彼女は上がらないのです」(前出の編成マン)

 こうしたフワちゃん人気に蹴散らされてしまったのが、かつてバラエティー番組に出まくっていたおバカ系女性タレントの面々だ。

 実はフワちゃんがあまりに一人勝ちをしてしまった結果、おバカを売りにしてきた女性タレントらが廃業の危機に追い込まれているという。なかでもフワちゃんの影響をモロに受けているのが、かつてバラエティーの女王といわれた鈴木奈々(32)だという。

「鈴木のポジションはまさにフワちゃんだったわけです。年末年始で鈴木の姿を見たのはほんの一部のバラエティー番組のみ。彼女の穴を埋めるかのようにテレビに出まくっていたのがフワちゃんでした」(制作関係者)

 実は他にもフワちゃんに仕事を奪われたおバカ系女性タレントは数多くいるという。

「丸山桂里奈やローラ、平愛梨、菊地亜美、三船美佳、ダレノガレ明美、若槻千夏といったところでしょうか。フワちゃんがいなかったらもう少し露出が増えていたはずです」(前出の制作関係者)

 まさにテレビ界を制したと言っても過言ではないフワちゃん。十八番は立場の違いをモノともせず、相手が誰であろうとのべつまくなしに発するタメ口言葉だ。

「これまでのおバカ系にはなかったジャンルです。視聴者に受けたことは当然ですが、それ以上にマツコ・デラックスや有吉弘行、ヒロミら売れっ子に可愛がられるきっかけになったことも大きい。その上“女を捨てていること”も大きい。自分のキャラクターを理解したうえで肌を露出させているからエロくもなんともない。むしろ、同じ女性は哀れみさえ感じ、親近感を持ってしまう。男性芸能人がフワちゃんを可愛がる理由もここにある。女を全く感じさせないからです」(放送作家)

 しばらくフワちゃんの天下は続きそうだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/6a1b76f0ce06e1421dcbdf3b202705bcdf8d6a26