1/10(日) 8:00配信
スポーツ報知

尾車親方

 日本相撲協会は9日、大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。新型コロナウイルスの陽性者や濃厚接触の可能性がある計65人の休場は、この日の取組編成をはじめ、各方面に大きな影響を及ぼした。

 ◆尾車親方(事業部長)に聞く

 ―4部屋全力士が休場に。

 「陽性になった力士を責めるとか、非難されることはあってはいけない」

 ―場所中の対策などは。

 「今までも、やれるだけのことはやってきている。協会員のルールをつくっていて、それを守るということ」

 ―先場所までは場所中に感染者が出た場合に専門家と話し合うとなっていたが。

 「(今場所も)同じです」

 ―場所前の全協会員へのPCR検査は継続するか。

 「今回は緊急事態宣言が出たということがあって、お客さまに不安がないようにということで行った。(今後も専門家の)先生のご指導を仰いで参考にしながらやっていくことになる」

 ―協会は開催を前提に進めた。その意義、思いは。

 「意義というと非常に言い方が難しいが、関東一円の皆さまは外出を控えることになる。相撲を見ていただけて元気になってもらえれば、というのもある」

 ◆芝田山親方(広報部長)に聞く

 ―新たに感染した力士で症状がある者は。

 「無症状ですね」

 ―コロナで休場になる力士の番付は据え置きか。

 「(私見としては)据え置きの形になると思うが、審判部の判断だ」

 ―60人以上が休場となる。

 「お客さまの安心、安全をはかるために検査をした。観戦いただくということで。各部屋同士の接触はない。その部屋で抑えられたことは良かった」

 ―場所中新たに感染者が出たら。

 「出た場合は、一刻も早く(出た部屋を)封鎖していくしかないと思う。取組に関しては先生方は濃厚接触者にならないと言っている」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/2e90c1e1a5192a28c5363de61f4141fdddb2c28c