2021年で45周年
写真:現代ビジネス
 クリスマスやお年玉のやり取りが行われる年末年始は、世の中の子供たちが最も裕福な季節でもある。

 子供たちが思い思いに「今欲しいもの」を口にする光景がよくみられるこの時期、長きに渡って男の子の高い支持を得てきたアイテムの一つに、スーパー戦隊シリーズ関連商品が挙げられる。幼少期には、合体するロボットや魅力的な変身グッズなどに胸をときめかせた方も多いと思われる。

 この「スーパー戦隊シリーズ」は、2021年で45周年を迎えることになった。

 現在では、世界の80か国でも放映され、多くの人に支持されているスーパー戦隊シリーズ。その歴史を振り返る企画が、東京国際映画祭(2020年11月)のジャパンアニメーション部門で実施された。

 東京国際映画祭のシニア・プログラマーを務める矢田部吉彦氏は、「映画祭では、スーパー戦隊関連作品の上映や、『百獣戦隊ガオレンジャー』や、『魔法戦隊マジレンジャー』といった人気作品のキャストによるオンライントークショーも実施しましたが、おかげさまで80万アクセスを超えました。改めてシリーズの人気の高さを感じさせられましたし、映画祭の裾野も広がりました。モデレーターを務めていただいた藤津亮太氏ならでは良い企画でした」と振り返る。

 かつては、女性俳優の登竜門と言われていた戦隊シリーズ。だが近年は、子供はもちろんその母世代もヒーローを演じる「イケメン」俳優に熱中し、親子2世代で作品を盛り上げていくという流れが一般的になった。これまでに永井大、玉山鉄二、松坂桃李。最近では、中尾暢樹、志尊淳、横浜流星、山田裕貴などの面々がスーパー戦隊シリーズで注目を集め、活躍の場所を広げていった。

酒井一圭が語るガオブラックの思い出
ガオレンジャーのメンバーたちが再集結を果たした。左から酒井一圭、金子昇、堀江慶、柴木丈瑠
 「スーパー戦隊」が、男性俳優の飛躍の場として定着することになった作品が、2001年から2002年にかけて放送された「百獣戦隊ガオレンジャー」だ。

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