巨人の菅野智之投手(31)は、メジャー球団とのポスティング交渉期限が米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)に迫る中、ブルージェイズが「強力なオファー」を提示したが、菅野が希望する4年総額57億円には届かなかったようだ。6日、ジ・アスレチックが報じた。

 「菅野は沢村賞2度をの投手にふさわしい金額にこだわっているようだ。菊池雄星は菅野より実績と年齢は下回るが、2019年1月にマリナーズと4年総額5600万ドル(約57億7000万円)の契約に合意。菅野側は、これ以上とは言わなくとも同程度の金額を望んでいるもよう。一方、球界の複数関係者はブルージェイズが『強力なオファー』を提示したが、菅野の希望額には明らかに届いていなかったとみている」

 5日は、米スポーツ専門局ESPNのパッサン記者も、「菅野は希望条件について妥協するつもりはないようだ」と報じていた。

 当初は10球団前後が菅野と交渉する可能性が報じられていたが、ここに来て最終4候補と伝えられていたうちメッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、さらにレッドソックスの3球団が撤退。ブルージェイズだけは交渉を継続中と一部で報じられていた。

 一方、巨人は菅野側に4年間の延長契約を提示し、さらに菅野側が望めば毎オフに契約を途中破棄できる「オプトアウト権」も付けたとされ、Bジェイズの地元放送局SNカナダは「これほど詳細な条件が表に出る理由は、菅野側が『おい、こっちが望む金額を提示しないならば、日本に残る選択肢を選んでも全く構わないぞ』と、意思表示している」と分析していた。

中日スポーツ
1/7(木) 10:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/7761b641ca17e6ff9de18acf9a0467da1577819c