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2020年の全世界における映画興行収入が、前年比72%減にあたる約115億ドルだったと、The Playlistなどが報じた。この報道は、ボックスオフィスのデータをもとにしたもの。2020年の北米興行収入は総額23億ドルで、前年比約80%減という結果に。また前年比70%減の27億ドルだった中国が、初めて世界一の興行収入を記録した。

コロナ禍の影響を受けた世界興行収入の115億ドルは、ディズニー単体が2019年に劇場で稼いだ132億ドルを下回る成績。また北米の興行収入23億ドルは、「アベンジャーズ/エンドゲーム」1本が2019年に全世界で稼いだ27億8000万ドルを下回っている。

なお作品別にみると、2020年第1位の興行収入を記録したのは、日中戦争を題材にした中国映画「八佰」。全世界で4億6100万ドル以上の成績を残している。第2位は、コロナ禍前に封切られ4億2600万ドル以上を稼いだ「バッドボーイズ フォー・ライフ」。また日本国内の歴代興行収入記録を塗り替えた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、2020年の全世界興収第5位にランクインを果たした。トップ10は以下の通り。

2020年全世界興行収入トップ10
第1位「八佰」(約4億6134万ドル)
第2位「バッドボーイズ フォー・ライフ」(約4億2651万ドル)
第3位「愛しの故郷」(約4億2238万ドル)
第4位「TENET テネット」(約3億6293万ドル)
第5位「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(約3億1842万ドル)
第6位「ソニック・ザ・ムービー」(約3億1358万ドル)
第7位「ドクター・ドリトル」(約2億4525万ドル)
第8位「姜子牙(原題)」(約2億4065万ドル)
第9位「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」(約2億186万ドル)
第10位「金剛川(原題)」(約1億6105万ドル)

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