0001鉄チーズ烏 ★
2020/12/13(日) 06:25:47.50ID:CAP_USER9https://news.yahoo.co.jp/articles/db0d98c889a4af55c315f2c3839210be961f5d68
12月7日、国際オリンピック委員会(IOC)は理事会を開き、2024年のパリ五輪で実施される競技・種目を決定した。
追加されるのはブレイクダンス。また、東京五輪で実施されるサーフィン、スケートボード、スポーツクライミングも採用した。
一方で、パルクール、スカッシュ、ビリヤード、チェスは不採用となり、野球・ソフトボール、空手も外れることとなった。
若い世代をつなぎとめる、呼び込む目的
東京五輪から、新しい規則が導入され、その国で人気があり、大会の魅力を高めるスポーツの大会への追加を提案することができるようになった。
その規則に沿って、パリ五輪組織委員会はブレイクダンス、サーフィン、スケートボード、スポーツクライミングの追加を提案していたから、組織委員会の意向通りの結果になったと言える。
また、そこにはIOCの目指す方向性もうかがえる。
1つは、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、大会の簡素化とコスト削減が求められる状況にある。
その点で、新たに採用されたブレイクダンスや東京五輪に引き続き実施されることになったスケートボードやスポーツクライミングは、既存の施設を利用しやすく、相対的に施設の準備という点で容易だ。
もう1つは、若い世代をつなぎとめる、呼び込む目的だ。
例えば冬季オリンピックでも、オリンピックはあまり関心がなく、でもスノーボードなどのXゲームには惹きつけられる層がいた。そうした人たちを呼び込むために、スノーボードなどで種目の拡充が進んだ。それと同じ狙いがある。
テレビ放送に向いた形にルールが改正されてきた
そこにはテレビ視聴率の課題もある。巨大化したオリンピックを維持していくためには、アメリカを中心とした莫大な放送権料は欠かせない。そのためには視聴率を稼げるであろう期待が持てる競技や種目が優先される。
既存の競技もIOCによって、視聴率などでランク付けされ、テレビでの放送に向いた形にルールが改正されてきたのも同じ土台にある。
バレーボールがラリーポイント制になったのも、試合時間が読みにくく中継に向かないことからであったし、陸上短距離のフライング回数が制限されたのも同じだ。競技団体によっては、ルールの変更について、幹部が「ビジネスのためだ」とテレビインタビューで、きわめて率直に語ったこともある。
「見せる」という観点で俎上に載せられ、変化を求められる五輪競技たち。追加を望む新興競技たちはニーズに合わせてアピールする。
それぞれの競技の本質を損ないかねない危うさもそこにあるし、でもIOCの路線が変わりないことも、今回の決定は示している。
■ウェイトリフティングとボクシングの出場枠が減った
話は戻る。コスト削減という点から言うと、全体の種目は10減り、選手数は2016年のリオデジャネイロ五輪の1万1238人から、パリでは1万500人以下に減らされることになった。
そこに寄与しているのが、ウェイトリフティングとボクシングだ。
ウェイトリフティングは男女それぞれ2階級が削減され、出場枠で言えば76の削減となった。リオの出場枠から見ると、半分以下になる。
またボクシングは出場枠が34、減ることとなった。
ボクシングの場合、国際競技団体がさまざまな不祥事で資格停止中にあることが要因として推測される。
そしてウェイトリフティングも国際連盟の前会長の汚職や権力闘争が問題となり、何よりもドーピングの多さが今回につながっている。今年6月のIOC理事会では40件のドーピング隠ぺいが問題視された。
除外される危険は、今なお消えていない
人数こそ大幅に減らされたものの、「パリまでつながった」と安堵を見せる関係者もいる。
でも実のところ、IOCはパリ五輪での実施を確約してはいないとしている。
組織面、そしてドーピング問題が解決しなければ、除外される危険は、今なお消えていない。
しかも、指摘はかねてからなされてきたのに、容易に解決へと向かわない。今年10月にも、6カ国の計18選手がドーピングの尿検体をすりかえた疑いがあることが公表され、さらに71件のドーピング違反の可能性があると世界反ドーピング機関が発表している。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)