0001鉄チーズ烏 ★
2020/12/08(火) 07:27:13.21ID:CAP_USER9杉浦大介●文 text by Sugiura Daisukephoto by Kyodo News
https://sportiva.shueisha.co.jp/smart/clm/otherballgame/basketball/2020/12/08/nba/
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「去年はプレーオフを逃してしまったんですけど、今年は絶対に逃したくない。僕たちにもすごくチャンスはあると思うので、そこを目指して頑張りたいと思います。プレーオフに行って、そこから僕らがどれだけできるかっていうのを見てみたいな、と思います」
八村塁の2020−21シーズンは"プレーオフ進出宣言"で始まった。NBAでの2年目を迎えたワシントン・ウィザーズの八村塁は、現地時間12月1日、久々にリモート会見に登場。そこで日米の記者たちの質問に答える際、昨季に果たせなかったポストシーズン進出への思いを丁寧に語る姿が印象的だった。
課題とされる3ポイントシュートの成功率が、八村の活躍を左右しそうだ 昨季終了から短いインターバルで迎える来季に向け、ウィザーズの前評判は悪くない。2019−20シーズンは25勝47敗で、イースタン・カンファレンス9位に終わったチームが、開幕を前に電撃的な補強を行なったからだ。
12月2日にウィザーズは、エースPGのジョン・ウォールと2023年のドラフト1巡目指名権を手放し、ヒューストン・ロケッツからラッセル・ウェストブルックを獲得したことを発表。オールスター9度、シーズンMVP1度、さらに2019年まで3年連続で「シーズントリプルダブル」という驚異の記録を残してきたプレーメーカーを、新たなチームの看板として迎え入れたのだ。
さらに、昨季平均15.4得点を挙げた好シューターのダービス・ベルターンスとも再契約。加えて信頼度の高いビッグマンのロビン・ロペス、ブラジル出身のPGハウル・ネト、ユーロリーグで実績を積んだアンソニー・ギルをFAで獲得し、ドラフトでも評判のいいデニ・アブディヤを全体9位で指名した。
昨季のリーグワースト2位となる、平均119.1失点と苦しんだディフェンス面にテコ入れがなされなかったのは気がかかり。それでもPG、SF、センターといった懸案のポジションの層は厚くなった。ウェスタン・カンファレンスに比べるとやや力が落ちるイースタンではプレーオフ圏内が狙えるメンバーであり、最低でも7位〜11位のチームが参加する「プレーインゲーム(プレーオフ進出決定戦)」への出場は叶うはずだ。
今季のカギを握るのがウェストブルックであることは間違いない。人気者のウォールが去ったことを寂しく思うファンは多いが、そのウォールをはるかに上回る実績を残し、勝利へのあくなき執念でも知られる32歳のスーパースターが、今のウィザーズにはより必要な選手だったのだろう。
ウェストブルックは、新天地でもリーダーとしてチームを引っ張っていけるのか。プレーメーカーとしても大きく成長したブラッドリー・ビールとケミストリーを養成し、他の選手たちともうまく噛み合うのか。
「みんなは彼(ウェストブルック)の決意、準備に対するこだわり、勝利に対するこだわりに惚れ込むと思う。ラッセルがチームにもたらす力と、ブラッド(ブラッドリー・ビール)がもたらす力を加えて、チームが前に進んでいくのが楽しみだ」
オクラホマシティ・サンダーHC時代から、チームのPGだったウェストブルックと固い絆を築いてきたスコット・ブルックスHCのそんな言葉どおりなら、チームの今後が楽しみになる。
昨季は48試合で平均13.5得点、6.1リバウンド、1.8アシストという好成績をマークした八村にとっても、2年目のポイントはこのウェストブルックと噛み合うかどうかに尽きる。
このオフシーズン、八村はウォールのプレー映像を見て研究を進めていたという。電撃トレードによってその準備が無駄になったかというと、そうとも言い切れない。共に爆発的な身体能力が自慢の突破型PGという意味で、ウォールとウェストブルックは非常によく似たタイプだからだ。
「(ウォールは)スピードを持ち味とするPG。僕もファーストブレイクで一緒に走れる選手なので、(相性は)いいんじゃないかなと思います。そういう選手がいることで、ディフェンスの注意が集まる分、僕ももっとオープンになる。だから3ポイントシュートがカギになるんじゃないかと思います」
(以下略、続きはソースでご確認下さい)