今オフ、積極的な補強を進めるヤクルトに新たな”大物”が加わりそうだ。

 クリーブランド・インディアンスからFAとなっていたメジャー通算77本塁打の外野手、ドミンゴ・サンタナがヤクルト契約合意したと、MLB.comの敏腕記者ジョン・モロシ氏が自身のツイッターで報じた。

モロシ氏は「関係者によれば、ドミンゴ・サンタナがNPBのヤクルトスワローズと契約合意した。今季はインディアンスで24試合に出場し、2019年には(シアトル・)マリナーズで21本塁打を放った」と投稿し、ヤクルトの新助っ人を紹介している。

 モロシ氏が言うように、サンタナの最大の売りはパワーだ。ミルウォーキー・ブルワーズに所属していた2017年には30本塁打を記録しており、ここ数年のNPB輸入選手の中でも随一の長距離砲といっていい。この年の30発のうち23本はセンターから右に打ったもので、逆方向に飛ばせる能力を備える。決して飛距離が抜群ではないけれども、狭い神宮球場にフィットする存在だ。
 
 一方でご想像の通り、打撃は相当に粗い。三振率は毎年のように30%を超えるため、その点は目をつむってあげる必要があるだろう。ただ、選球眼は悪くないので、出塁能力には期待できるかもしれない。

 サンタナの最大の課題は守備だ。守備指標DRS(平均的な選手と比較してどれだけ失点を防いだか)は、ライトでもレフトでも常にマイナスかつリーグワースト級。2019年には外野手148人中(300イニング以上)でワースト3位の−16を記録したほど。ちなみに、この年はスローイングした際に右ヒジを負傷するという、悲しい出来事もあった。

「パワー◎、出塁〇、三振×、守備×」と助っ人といえば、やはりバレンティンが一番近いだろう。もっとも、”ココ”のように能力を最大限発揮してくれれば、マイナス面を気にする必要もないだろうが、サンタナはどうだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/49582d4f5361ccfad0b8529d2e87312aadb5e577
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