広島の中村奨成捕手(21)が「6番・捕手」でフル出場し、2号ソロを放つなど打撃では存在感を示したが、リード面に課題を残した。

 快音を響かせた打球が左翼席に突き刺さった。八回、中村奨は今野の内角直球にうまく肘を畳んで対応。今リーグ2本目の本塁打に「一球で仕留めることができた」と納得の表情。二回には左前打を放ち、マルチ安打をマークした。

 しかし、守備面では課題を露呈した。二回に打者9人の猛攻を浴び、一挙4失点。先発の高橋昂をうまくリードできなかった。「コースや球種の偏りがあった。まだまだ足りない部分。最少失点で抑えられるかというのは、捕手としての技量が出てくると思う」と表情を曇らせた。

 今リーグ期間中はチーム方針で配球面などは捕手に一任されている。「自分で考えながらやるのはいいと思う」と、研究熱心な姿勢を示した背番号22が攻守の両立へさらなる鍛錬を積む。

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11/29(日) 9:00
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