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2020.11.21

俳優の出演するアニメ映画に付き物なのが、「声の演技力問題」。違和感があったり、キャラではなく本人そのものの声に聞こえたりと、その評価は分かれがちです。しかし一方で、声優顔負けの演技に定評のある俳優も。そんな声の演技に評価の高い俳優が出演する、アニメ映画3作品をご紹介します。SNSでも「エンドロール見てびっくりした」「役者がキャラに定着してて良かった」と評判です。

♦堺雅人の熱演は絵が描き直されたほど!『プロメア』(2019年5月公開)
『プロメア』は、『キルラキル』を手がけたアニメ制作会社TRIGGERと中島かずき氏が原作を務め、同じく『キルラキル』を手がけた今石洋之氏が監督を務めたオリジナルアニメ映画です。知名度が低いオリジナル作品にもかかわらず、2019年9月時点で興行収入は12.1億円を突破。総務省消防庁とのタイアップが行われ、第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の審査委員会推薦作品にもなった話題の作品です。堺雅人さん、松山ケンイチさん、早乙女太一さんなどの俳優陣が出演しています。
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松山さん、早乙女さん、堺さんの3人は、原作を手掛けた中島さんが作家を務める〈劇団☆新感線〉に出演経験がある、演技派俳優陣です。松山さんはガロの熱さを、早乙女さんはリオのクールさを自然かつ活き活きと演じており、脇を固める豪華声優陣にも引けを取りません。なかでも演技の評判が高かった堺さんは、プロメポリスの司政官であるクレイ・フォーサイトを演じています。理性的な中にもどこか狂気を抱えているクレイの内面は、堺さん主演のTVドラマ『半沢直樹』の主人公にもどこか通じるところがありますが、それでいて見た目も役職も全く違うクレイを、堺さんは見事に演じていました。時に声を枯らすほどの演技に、クレイの顔がより激しく描き直されたという逸話も。3人の熱い演技をぜひご覧ください。

♦宮崎あおいの少年役がマッチ『バケモノの子』(2015年7月公開)
『バケモノの子』は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田守監督が原作・脚本を手掛けた、オリジナルアニメ映画です。第63回サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門では、アニメーション映画として初めて選出されました。2015年に開催された「『バケモノの子』展」では来場者数が8.8万人を超えるほどの人気作品で、役所広司さん、宮崎あおいさん、大泉洋さんなどの俳優陣が出演しています。
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宮崎あおいさんは『おおかみこどもの雨と雪』花役や『カラフル』佐野唱子役、役所広司さんは『未来のミライ』じいじ役など、これまでにもアニメ映画に出演しています。特に宮崎さんは9歳の少年・九太役(幼少期)を演じましたが、その元気でのびのびとした演技がSNSでも「少年の声にしか聞こえない」と高く評価されました。
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♦神木隆之介・上白石萌音の好演が大ヒットにつながった『君の名は。』(2016年8月公開)
『君の名は。』は、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』の新海誠監督が原作・脚本を務めたオリジナルアニメ映画です。本作で新海監督がアニメ作品史上初の「日本アカデミー賞」優秀監督賞・最優秀脚本賞を受賞したことをはじめ、作品・キャスト陣も数々の賞を受賞した人気の高い作品です。神木隆之介さん、上白石萌音さん、長澤まさみさんなどの俳優陣が出演しています。
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瀧役の神木隆之介さんは、『サマーウォーズ』主人公・小磯健二役、『借りぐらしのアリエッティ』翔役など、これまでもさまざまなアニメ映画に出演。三葉役の上白石萌音さんも、『おおかみこどもの雨と雪』毛野役で少年を演じており、それぞれ「間違いない演技」「声までかわいい」と評判です。

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映画『プロメア』本予告
https://youtu.be/2supSiC27XU