フランス代表のディディエ・デシャン監督が、逆転勝利を収めたチームを称えている。フランスサッカー協会(FFF)が伝えた。

フランスは17日、UEFAネーションズリーグ2020-21リーグA・グループ3最終節でスウェーデン代表と対戦。試合はいきなりスウェーデンに先制を許す展開となったが、前半のうちに逆転に成功すると、後半にも着実に追加点を挙げ、4-2のスコアで勝利を収めている。

この結果、フランスはグループステージ6試合で5勝1分けと、無敗のままプレーオフ準決勝に進出することになった。試合後のインタビューに応じたデシャン監督は試合を振り返り、不運な失点にも気落ちしなかったチームを称えている。

「(開始早々の失点は)スウェーデンにとっては嬉しかっただろう。ボールはラファエル・ヴァランがブロックしたのに、ディフレクトしてしまい残念だった。あれはスウェーデンにとって前半唯一のチャンスだったし、効果的だったと思う」

「失点によって我々は目を覚まし、正しい方向に進むことができた。ハーフタイムの前にリードの状態を作れたしね。このチームには経験があり、それは我々にとって役立っていると思うよ」

また、デシャン監督はポルトガル代表やクロアチア代表などと同居する難しいグループでありながら、無敗で終えたチームを誇った。

「(1-0で勝利した14日の)ポルトガル戦では、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたし、今夜はリーグBへの降格を回避するため、全力を尽くす相手と対峙した。残念なことに、スウェーデンはBリーグに落ちてしまったが、我々の目標は達成することができたね」

「マックスの勝ち点が「18」のなかで、我々は「16」を獲得できた。ヨーロッパでこれ以上のチームはいないだろう。ユーロ王者とワールドカップ準優勝のチームがいる、難しいグループだったにもかかわらずだ。それから、3カ月間で8試合を行い、異なる選手やシステムを用いながら試合をこなしてきたことも評価したい」

「今日の試合の前、選手たちには『ポルトガル戦は素晴らしかったが、結局最後に行う試合がそのチームの印象になる』と言った。選手たちはしっかりと意気込みを見せ、4点を奪ってくれた。失点はもう少し少なくても良かったがね。ポルトガルに勝利した時のレベルをしっかり維持できたよ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/5b5d1ca675b0fc4c101e687e484e425a2ac91ca8
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