写真集「里帆採取 by Asami Kiyokawa」(集英社)を11月5日に発売した女優・吉岡里帆(27)。純白のビキニ姿などを披露した同作は、Amazonのタレント写真集ランキングで首位を走っている。

好調な売れ行きの背景には、吉岡が同作で“水着再解禁”したことがある。

「大学時代に京都の小劇場で活動。深夜バスで東京に通い、オーディションを受け続けた苦労人だが、落選続きで伸び悩んだ。そこで21歳の時に挑んだのが水着グラビア。童顔に似合わない豊満なバストを際どいビキニで包み、若い男性を魅了した」(芸能デスク)

 16年にはNHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演。翌年にかけ「ゆとりですがなにか」(日テレ系)、「カルテット」(TBS系)など連ドラにも立て続けに出演、ブレイクを果たした。

 だが17年、ファンに衝撃が走る。女性向けサイト「She is」に掲載された対談記事で「水着姿なんて絶対出したくなかった」と発言。これが“グラビア拒否宣言”と受け取られたのだ。

「吉岡は生真面目な性格で、女優業に専念する決意表明のつもりだったのだろうが、その後水着を封印したのは事実。対談では『今となっては、グラビアは本当にやってよかった』とも発言しているのだが、人気を支えてきた男性ファンの反発を買い、失速した」(同前)

“女優・吉岡里帆”としてリスタートを切ったものの……
 18年に発売した初の写真集も水着姿はごく少なめ。タイトルに「so long」(さようなら)と意味深な言葉を掲げ、“女優・吉岡里帆”としてリスタートを切ったかに見えた。

 が、満を持して臨んだ18年の連ドラ初主演作「きみが心に棲みついた」(TBS系)は視聴率7.7%と伸びず、次の「健康で文化的な最低限度の生活」(フジ系)は5.8%にまで低下。以降、連ドラ主演はない。

「ドラマは女性ファンがつかないと数字が取れない。男性ファン主体の吉岡に主演は荷が重かったし、その男性も離れれば苦戦はある意味必然だった」(民放ドラマ制作関係者)

 吉岡の水着再解禁は、男性ファンへの今一度のアピールということか。だが、新作写真集を手がけたのはアーティストの清川あさみ氏。露出はたしかに多いがエロスというよりは芸術性を強調した仕上がりだ。

「今月に、一児の母を演じた映画『泣く子はいねぇが』の公開を控え、グラビア路線に片足を残しつつも女性に憧れられる“大人の女優”への脱皮を図る意図が見える。有村架純(27)、川口春奈(25)ら大物揃いの同世代女優に伍していけるか、まさに勝負の秋」(同前)

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年11月19日号

https://news.yahoo.co.jp/articles/901416504a9582c751c021b56ad97ec6ab841ec1
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20201116-00041511-bunshun-000-1-view.jpg