アメリカ大統領選の開票真っ只中である11月4日夕方、フリージャーナリストの木村太郎氏が『Live Newsイット!』(フジテレビ系)に出演。大統領選挙に関しての私見を述べた。

前回の大統領選時、トランプ当選を唯一予想していた男≠ニして有名な木村氏。今回も選挙前から一貫してトランプ当選≠予想し、各番組でもトランプ寄りの発言を繰り返している。しかし、米国の事前調査では「バイデン候補が僅差でリードも、トランプ大統領が追い上げ中」と予想されていたため、メインキャスターの加藤綾子は「太郎さんは何でトランプ推しなんですか?」と質問。

これに対し、木村氏は「僕は好きでも嫌いでもなくて、そういう情勢を分析すると、これはトランプ勝つだろうなという判断をしただけのことです」と返し、生活に関する世論調査や地方紙の社説など、トランプ大統領有利とする「分析」の根拠を語っていった。

この加藤の質問に噛み付いたのが、政治問題に熱心な政治厨≠ニ呼ばれるネット民だ。

“当選可能性”と“好き嫌い”を混同しているとの批判が
日本の政治事情に外国人が口を出すことを「内政干渉」と批判する彼らだが、自身はアメリカの大統領選挙に毅然とコメント。加藤の「推し」発言に対しても、「どちらが当選するか」ではなく、「推す・推さない」という好き嫌いの問題に変わっていると厳しく指摘し、加藤に対して

《正真正銘の愚問だね。大統領選挙本番の情勢分析に「推す・推さない」でコメントする人間は普通いない》
《ただ好きで推してると思っちゃってるのか》
《冷静に分析してトランプ勝利を予想しただけでトランプ支持ですか?って こういう感覚が1番怖い》
《好きなアイドルの総選挙じゃないんだから、推しって…》

など、猛批判を浴びせたのだ。

「好き嫌いではないと言うものの、木村氏がトランプ氏を擁護しているのは事実。同日夜の『プライムニュース』(BSフジ)でも、まだ結果が出ないうちに勝利宣言≠行い、共和党内からも批判を浴びたトランプ氏の行動を『数時間前にバイデンが先にやった。トランプだけ非難するのはおかしい』と、スタジオがポカンとする中で1人擁護していました。一応、バイデン候補は『勝利するのは明白』などと勝利宣言を示唆しただけで、『最後の一票が数えられるまで結果は分からない』とスピーチしただけなのですが…。しかし、ここまで逆風でもトランプ支持≠貫く男らしさが、日本のトランプ支持者から礼賛されているため、この層から加藤が批判を浴びるのも無理はありません」(政治アナリスト)

加藤が首を突っ込んだ場所は、相当厄介なところだったようだ。

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