米メディアがマロニーの意気込み伝える「井上戦は夢だった。しかしゴールではない」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)に挑戦するWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)。番狂わせを狙う豪州のファイターは井上戦を通過点に、2021年のビッグマッチに繋げたいと意気込んでいる。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

マロニーにとってはこれ以上ないチャンスだ。「イノウエ戦は夢だった。しかしゴールではない」。同メディアはマロニーのコメントを見出しに取って報じている。

「長い間の夢だったんだ。その時(イノウエがドネアを倒した6日後に、ディクソン・フローリーズを相手に2回KO勝ちした時)はリゴンドーとソリスの勝者と戦いたいと思っていた。しかしそれは何らかの理由で実現しなかった。でもその代わりに自分の夢のファイトができることになったんだ」

 マロニーはWBA同級正規王者リゴンドーとの対戦を描いていたというが実現せず。だが、そのおかげで井上戦が叶ったと語っている。

「イノウエ戦は夢だったけど、それがゴールではない。これは2021年にビックマッチを続けるための入り口なんだ。だからこの試合を熱望していたんだ。ただあの偉大なイノウエと戦ったんだと言うだけの為じゃない。世界屈指のファイターを倒したんだと言いたいんだ」

アラム氏はマロニーにも期待「番狂わせのチャンスもあるだろう」
 夢だと位置付けていた井上戦で大金星を手にして、2021年の更なるビッグマッチに繋げたいと意気込んでいる。

 井上とマロニーをプロモートするトップランク社のボブ・アラムCEOはマロニーについてこう期待をかけている。

「我々のマッチメーカーはマロニーを見たがっていた。だから彼の話を聞いて、映像を見た。彼の自信のレベル、どれほど素晴らしいかを知りたかったんだ。そして彼に関する全てのストーリーも聞いて、彼を対戦相手として選んだ」

「イノウエの対戦相手として、ふさわしいと感じている。そしてジェイソンがイノウエ相手に番狂わせをするチャンスもあるだろう。だからこの試合を組んだ」

 井上の実力を高く評価するアラム氏はマロニーにも番狂わせのチャンスありと認めている。無敵のモンスターを相手に下馬評を覆すことはできるのか。決戦の舞台は3日後だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cfc2f85a449a913d2daa64cb64127370cc928943
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