世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)のバンタム級王者(WBAはスーパー王者)の井上尚弥(大橋)が18日、両団体の王座をかけた防衛戦が行われる米国に向けて出発した。代表取材に応じた井上尚は「コンディションはいつも通り。気持ちの面でも肉体的にも仕上がっている状態」と順調な調整に自信を示した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合は31日(日本時間11月1日)に米ネバダ州ラスベガスで無観客で行われ、WBA2位、IBF4位のジェーソン・モロニー(オーストラリア)と対戦する。

 井上尚にとっては2019年11月に優勝したワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝以来、約1年ぶりの試合となる。「試合ができていないというストレスや感覚はない。まずは勝ちに徹して、自分がやれる勝ち方、倒し方を出していこうかなと思う」と意気込んだ。【村社拓信】

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