THE RIVER編集部
2020.10.14 13:33 News | Tv/Movie
https://theriver.jp/coming-2-america-amazon/
https://theriver.jp/wp-content/uploads/2018/06/eddie-1024x538.png

エディ・マーフィ主演、1988年製作の人気コメディ映画『星の王子 ニューヨークへ行く』の続編『Coming 2 America(原題)』が、2020年12月18日にAmazon Prime Videoで海外配信開始となることがわかった。

配給権はもともと米パラマウントが有していたが、この度Amazon Studiosに移った。そのため、劇場公開ではなく配信になったようだ。米Varietyによると、権利譲渡にかわされた金額はおよそ1億2,500万ドルとのこと。この映画はマクドナルドやクラウン・ローヤル(ウイスキーのブランド)といった企業とのタイ・イン企画だったが、これらもAmazon側に移る見込みだという。

現地メディアで注目されているのは、ここ最近のパラマウントの「売りモード」ぶりだ。同社は本作の他にも、アーロン・ソーキン監督の『シカゴ7裁判』やクメイル・ナンジアニ主演の『ラブバード』をNetflixに、マイケル・B・ジョーダン主演の『Without Remorse(原題)』をAmazonに売却している。いずれも新型コロナウイルスによる劇場稼働状況を顧みての判断と見ることができようが、本作『Coming 2 America』もその例に漏れなかったわけだ。

『星の王子 ニューヨークへ行く』続編は、ザムンダ王国の国王となった主人公アキームが、自分の認知していない息子がニューヨーク・クイーンズにいることを知り、「アキームの息子を新たな王子にしたい」という父親ジャファの遺志を果たすため、友人セミとともに再びニューヨークへ戻るストーリー。

アキーム役のエディ・マーフィ、セミ役のアーセニオ・ホールのほか、父親ジャファ役のジェームズ・アール・ジョーンズ、執事オーハ役のポール・ベイツが前作につづいて登板する。人気ラッパーのリック・ロス、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のキキ・レインら新キャストも加わる。

前作を手がけたジョン・ランディスに代わって監督を務めるのは、『ハッスル&フロウ』(2005)『ブラック・スネーク・モーン』(2006)のクレイグ・ブリュワー。脚本は『ガールズ・トリップ』(2017)『シャフト』(2019)のケニヤ・バリスが執筆した。

『Coming 2 America』海外で発表の配信予定日は2020年12月18日。これは当初予定されていた米国公開日と同じだ。