将棋の藤井聡太棋聖(18)=王位=が2冠を達成した第61期王位戦七番勝負の第2〜4局の封じ手計3通がオークションサイト「ヤフオク!」に出品され、締め切りの20日夜、3通計2250万2千円の値がついた。

 オークションは当時王位で対戦相手だった木村一(かず)基(き)九段(47)が九州豪雨災害などの被災地支援のため提案した。入札額の内訳は、第2局550万千円▽第3局200万千円▽第4局1500万円−で、2、4局が藤井棋聖によるもの。落札額が振り込まれるまで金額は確定しない。

 出品者の日本将棋連盟によると、過去にイベントで行われた封じ手のオークションの落札額は10万円前後。今回は14日正午に開始し、一時は1通に3800万円を超える入札があったが、入札者と連絡が取れなかったため除外した。

 封じ手は2日制の対局で行われる。1日目を終える際、自分の番の棋士が次の一手を紙に書いて封をし、2日目に開封して対局を続行する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6782108d6044663e296cd21e2bd949448d75e319
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