2020−21シーズンのプレミアリーグ第1節が12日に行われ、昇格組のフルアムと昨季8位のアーセナルが対戦した。

リヴァプールの優勝に終わった19−20シーズンの閉幕から2カ月足らず、ロンドンに本拠地を置くクラブ同士の対戦で新シーズンが幕を開ける。
昇格プレーオフを経て1年での1部復帰を果たしたフルアムが、昨季のFAカップと今季のコミュニティ・シールドを制したアーセナルを無観客の『クレイヴン・コテージ』に迎えた。

フルアムはパリ・サンジェルマンからレンタルで獲得したアルフォンソ・アレオラがベンチに座り、リヨンから加入したばかりのケニー・テテはメンバー外。
一方のアーセナルは、リールから完全移籍で獲得したガブリエウ・マガリャンイスとチェルシーからフリーで加入したウィリアンがスタメンに名を連ねた。

アーセナルは開始早々にピンチを迎える。2分、ガブリエウとGKベルント・レノの連携ミスからバックパスをゴール前で奪われかけたが、ここはレノが体を伸ばしてなんとか凌ぐ。
積極的な入りを見せたフルアムは7分、ワンタッチでパスを繋いで敵陣に侵入すると、右サイドからゴール前まで運んだデニス・オドイがファーストシュート。しかし、これはレノの正面だった。

試合が動いたのは8分、アーセナルが先制する。左に流れたボールを回収したピエール・エメリク・オーバメヤンがマイナスに折り返し、グラニト・ジャカがダイレクトで合わせると、
シュートブロックに入った相手DFはクリアに失敗する。ゴール前に転がったボールに詰めたウィリアンのシュートは相手GKに防がれたが、こぼれ球をアレクサンドル・ラカゼットが押し込み、2020−21シーズンのプレミアリーグ第1号を記録した。

27分、アーセナルはラカゼットがゴールエリア手前で倒され、近い位置からのフリーキックを獲得。キッカーを担当したウィリアンはファーの左下隅を狙ったが、惜しくもポストに阻まれた。

1点のリードで後半を迎えたアーセナルは49分、セットプレーから追加点を獲得する。ウィリアンが右コーナーキックから鋭いボールを供給すると、ガウリエウが頭で合わせて叩き込んだ。
さらに57分、ウィリアンの柔らかいサイドチェンジを胸でコントロールしたオーバメヤンが、カットインから右足を振り抜く。昨季リーグ得点ランク2位タイのエースが放ったシュートは、綺麗な弧を描いてゴール右隅に突き刺った。

試合はこのまま終了。次節は19日に行われ、フルアムはアウェイでリーズと、アーセナルはホームでウェストハムと対戦する。

【スコア】
フルアム 0−3 アーセナル

【得点者】
0−1 8分 アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル)
0−2 49分 ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)
0−3 57分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(アーセナル)

9/12(土) 22:24配信 サッカーキング
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写真
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