吉永小百合(75)がひと肌脱いだ! 大麻所持で現行犯逮捕された伊勢谷友介容疑者(44)をめぐり、もっか大混乱に陥っているのが映画界だ。

 来月31日に出演映画「とんかつDJアゲ太郎」が公開予定。来春にはコロナ禍を理由に公開延期となった「るろうに剣心」シリーズ2本が控えている。

「お蔵入りや出演部分の撮り直しとなれば、億単位の損害が生じる。伊勢谷容疑者の逮捕以降、関係者は連日対応を協議している」とは映画関係者。

 そんななか、来年公開予定の映画「いのちの停車場」について、東映は11日、撮影済みの伊勢谷容疑者の出演場面をカットしないことを発表した。

 この日行われた会見で東映の手塚治社長は「(映画は)作品を鑑賞しようという意図を持ったお客さまにおいでいただくもの。作品と個人とは別であるという見解のもと、今回は作品を守る判断をした」とコメント。

 同映画は吉永小百合主演で、終末期患者やその家族に向き合う在宅医師の姿を描く。伊勢谷容疑者は6日に撮影に参加し、出番を終えていた。

 すると、事件について吉永が異例の言及。「伊勢谷さんとはいいシーンが撮れたと思っているので、とても残念な思いでいる。何とか乗り越えて、撮影の現場に帰ってきてほしい」と語った。

 前出映画関係者は「天下の大女優が伊勢谷容疑者に前向きな言葉を投げかけたのは大きい。配給大手である東映の正式見解を含め、これで『作品に罪はない』という暗黙のルールが出来上がったと思う」と話す。

 前出「とんかつDJ」も「るろうに剣心」もこの判断に続く可能性が高い。

 芸能プロ関係者は「吉永さんが映画界のためにひと肌脱いでくださったと思っている。本来ならば、吉永さんに事件について語らせることはしない。伊勢谷さんも吉永さんの言葉で救われたと思いますよ」と話す。

 伊勢谷容疑者は吉永に一生頭が上がらないだろう。

9/12(土) 11:00配信
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