若手俳優の伊藤健太郎に、にわかには信じられないような報道が出ている。事件やスキャンダルと呼べる類のものではないが、発売中の「週刊文春」(文藝春秋)によると、伊藤健太郎が仕事場であからさまにモラルの欠けた態度を取っているというからだ。

 同誌では伊藤について<もともと調子に乗りやすい><『朝まで飲んじゃいました』と酒の臭いを漂わせながら、顔がパンパンに腫れた状態で現場入りするなど、撮影前日も酒をセーブしない><一日にタバコを二箱吸うヘビースモーカーで現場でも気にせず吸う>といった関係者の証言を掲載し、彼を役者として売り込んだ事務所の女性スタッフ・Aさんを「うるさいおばさん」などと邪険に扱っていたことなどを報じている。Aさんはその後、事務所を退社したという。

 伊藤健太郎は9月11日付で、これまで所属していた芸能プロダクションaoaoから、かつて所属していたイマージュエンタテインメントへ移籍している。Aさんの件、そして移籍の件がこの「文春」報道に関連している可能性もあるが、これが事実であればかなり困った態度と言え、遅かれ早かれ業界内で噂は回る。

 朝まで酒を飲んでの現場入りといえば、どれほど多忙でも飲みに行くことでお馴染みの田中圭も、そのことで共演女優の石原さとみに咎められたという。田中は8月に泥酔して乗ったタクシーで深く寝入ってしまい、警察の厄介になったことも報じられた。伊藤も田中同様、出演オファーが相次いでいるブレイク俳優だが、酒の臭いをさせての仕事は歓迎されはしないだろう。

 伊藤は現在23歳で、モデルとして芸能界に入ったときは「kentaro」名義だった。2014年のドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ系)で俳優デビューすると、徐々に役者としての出演が増えていった。この頃の芸名は「健太郎」だったが、2018年放送のドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)でメインキャストの不良・伊藤役に抜擢されると、本名の「伊藤健太郎」を名乗るようになった。

 その売れっ子ぶりは今や誰もが知るところで、今年公開の出演映画は実に6本。ここまで活躍するようになれば“調子に乗る”のもおかしくはないものの、「文春」記事にあるような態度を実際に取っているとしたら、あっという間に仕事のオファーが途絶えてもおかしくないはずだ。

 また、今年1月に山本舞香との熱愛を報じられた際は、バラエティ番組などを通じて強気な性格を知られている山本の影響で、伊藤も「イメージダウン」などとバッシングされるということがあった。伊藤は演じる役柄から素朴な人柄のイメージが浸透していたためでもあるだろうが、「大事な時期なのに」とまだ売り出し途中の段階であることを危惧するファンの声もあった。

 いずれにしろ、伊藤健太郎に関する悪評報道が事実なのかどうか、また山本との交際報道が「大事な時期」に悪影響なのか否かも、すぐにわかることだろう。現場で明らかに調子に乗って横柄な態度を取っていれば、彼と一緒に作品を作りたいと考えるスタッフやキャストは当然、減るだろう。逆に悪評が誤解であるのならば、伊藤は来年以降もこれまで以上の活躍をするはずだ。

wezzy 2020年9月12日 7時0分
https://news.infoseek.co.jp/article/wezzy_80994/

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