9/7(月) 7:25
スポーツ報知

ジョコビッチ線審の首にボール当て失格 対戦相手・カレノブスタは「ショック。故意にやったとは思えない」
握手を交わすジョコビッチ(右)とカレノブスタ(ロイター)
 テニス全米オープンを主催する全米テニス協会は6日、男子シングルス世界ランク1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(33)=セルビア=を失格にすると発表した。4回戦カレノブスタ(スペイン)との第1セット第11ゲームでサービスゲームを落とした後、持っていたボールをコート後方のボールパーソンに向かって戻した際、そのうちの1つが線審の首元を直撃。すぐに謝るしぐさをみせたが、倒れ込んだ線審はしばらく立ち上がれなかった。

 相手のカレノブスタは「ブレイクを喜んでいてコーチの方を見ていたから、彼がボールを打つ瞬間は見ていなかった。振り返ったら線審が床に横たわっていた。ショックを受けた」と振り返った。10〜15分ほどの審議中は「試合が続いてもいいように集中しようと務めていた」といい、「こんなことは望んでなかった。ジョコビッチが故意にやったとは、絶対に思えない」とかばった。

 ジョコビッチが全米オープンで獲得したポイント、賞金は全て没収され、今後罰金が科される。1月の全豪オープンで優勝し、ツアー再開後の前哨戦ウエスタン・アンド・サザン・オープンも優勝。今年は26試合不敗という驚異的な強さを誇っていた。今大会はフェデラー(スイス)、ナダル(スペイン)が欠場し優勝の大本命と目されていたが、まさかの形で大会を去ることになってしまった。

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