8/29(土) 2:41配信
スポーツ報知

試合中に天を仰ぐ大坂(ロイター)

 ◆テニス ウエスタン・アンド・サザン・オープン第6日 ▽女子シングルス準決勝大坂なおみ(日清食品)6―2、7―5メルテンス(ベルギー)(28日・米ニューヨーク)

 世界ランク10位で第4シードの大坂なおみ(22)=日清食品=が快勝で決勝に進出した。人種差別に対する抗議の意思表示として一度は棄権を表明。しかし27日の試合を全て延期した大会側と長時間の協議を重ね、「より抗議運動への注目を集めることができる」として求めに応じて出場を決めた。一連の行動に世界中の注目が集まる中、人種差別に抗議する標語「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」のTシャツを着て入場。気迫あふれるプレーで勝利をつかんだ。決勝では世界ランク59位のビクトリア・アザレンカ(31)=ベラルーシ=と対戦する。

 しかし不安要素も残した。第2セットのタイブレイク、1―2となったポントで左方向への球を追って返球した直後、左太もも裏に異変を感じたのか、触って気にする様子をみせた。試合後にコート上でインタビューに応じる際も左太ももをさすった。大坂にとっては今大会がツアー再開後の初戦。準々決勝後には疲労が蓄積し「けがをしたらどうしようと思って神経質になった」と明かしていた。4大大会の全米オープン(31日開幕)に向けても気がかりだ。

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