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2020.08.09

かつては女の子向けアニメの定番だった「魔法少女モノ」。今でも日曜朝は『プリキュア』シリーズが放送中だが、魔法というより『美少女戦士セーラームーン』の流れを汲むバトルヒロイン作品のテイストが強い。2000年代になると『魔法少女リリカルなのは』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』のようなヒット作も登場するが、放送されていたのは深夜のアニメ枠だった。そこで今回は80年代〜90年代に放送されていた懐かしの「女の子向けの魔法少女アニメ」についてリサーチ。30代から50代の女性200名に「一番好きだった魔法少女アニメ」に関するアンケート調査を実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

1位 ひみつのアッコちゃん
2位 魔法使いサリー
3位 魔法の天使クリィミーマミ
4位 おジャ魔女どれみ
5位 姫ちゃんのリボン
5位 カードキャプターさくら
7位 魔法のプリンセス ミンキーモモ
8位 魔法騎士レイアース
9位 赤ずきんチャチャ
10位 魔法少女ララベル

第3位(15%)に支持されたのは、1983年放送の『魔法の天使クリィミーマミ』で、スタジオぴえろ制作の魔法少女シリーズの第1作目にあたる。小学4年生の森沢優は夢の世界フェザースターの妖精ピノピノを助けたお礼に魔法のステッキを託される。それによって変身能力を得た優は、16歳くらいの美少女に変身。その姿のまま芸能事務所にスカウトされ、アイドル「クリィミーマミ」としてデビューを果たし、小学生とアイドル活動の二足のわらじをはいて活躍する物語だ。中略

第2位(22%)には、横山光輝氏の漫画が原作の『魔法使いサリー』がランクイン。1966年に一度アニメ化されているが、今回のアンケートに該当するのは続編となる1989年放送の第2期アニメ。魔法の国から人間界へとやってきた小学5年生の少女・夢野サリーが主人公。前作のラストで人間界に別れを告げたサリーは、魔法の国の女王戴冠を目前にしていたが人間界での親友・花村よし子の危機を知り、戴冠式から逃げ出して人間界へ。魔法の国の掟に従い、よし子たちと人間界で培った友情の記憶を消去したサリーが、新たにイチからやり直すというストーリーだ。中略

そして僅差で第1位(23%)に輝いたのは、赤塚不二夫氏が原作の『ひみつのアッコちゃん』だった。こちらもサリーちゃん同様に何度かアニメ化されているが、フジテレビ系で放送された1988年放送の2作目、98年放送の3作目が今回のアンケートに該当する。とくに2作目のアニメが放送された日曜6時枠では『ちびまる子ちゃん』の前番組にあたり、「テクマクマヤコン・コンパクト」といった関連グッズも爆発的に売れた。主人公のアッコは、鏡の国の女王からもらった魔法のコンパクトの力で、何でも望む姿に変身が可能。いろんな職業(の姿)に変身して、困った人を助けていくストーリーだ。2期のアッコの声は堀江美都子が担当し、前作から受け継がれたおなじみの主題歌『ひみつのアッコちゃん』も堀江自身が歌っている。ちなみに98年放送の第3期のアッコ役は、『名探偵コナン』の毛利蘭役などで知られる山崎和佳奈が務めた。
そんなアッコちゃんの魔法の呪文といえば「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、○○にな〜れ」と「ラミパス、ラミパス、ルルルルル〜」。このアニメを見ていた世代なら、一度くらいはつぶやいたことがあるはず?

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