三菱自動車は、レジャー用多目的車(RV)「パジェロ」などを製造する子会社「パジェロ製造」(岐阜県坂祝町=さかほぎちょう)を閉鎖する方針を発表した。海外向けに販売しているパジェロの生産は、2021年上期に終了する予定だ。

三菱自が公表した中期経営計画で明らかにした。パジェロは、かつての看板車種だったが近年は需要が落ち込み、国内向けの製造は19年に終了していた。

パジェロ製造で生産している他の車種については、三菱自の岡崎工場(愛知県岡崎市)へ移管し、従業員も大半は配置転換となる見通しだ。

三菱自は20年4〜6月期連結決算も発表し、売上高は前年同期比57・2%減の2295億円、最終利益は1761億円の赤字(前年同期は93億円の黒字)だった。21年3月期の通期の業績予想では、最終利益が3600億円の赤字(前期の実績は257億円の赤字)となる見通しも示した。

読売新聞、20207.27
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200727-OYT1T50196/