7/27(月) 7:00
オリコン

「知ってました? 私37歳なんですよ」好きなこと貫く美女レイヤー、年齢を重ねて“気づいたこと”
かりん(様)
 先月末、“37歳”という実年齢を公表したツイートに1万6000件を超える「いいね」が集まったコスプレイヤー・かりん(様)さん。「令和イチの驚き」「17歳のほうが納得」といったファンからの声だけでなく、人気コスプレイヤーのえなこからも「人生の目標にさせていただきます」というコメントが届くほどの反響となった。様々な面でボーダーレス化が進んでいる時代とはいえ、レイヤーといえば10代、20代の女性が主力というようなイメージもまだまだ強い。37歳の女性が、同じ土俵で活躍しているのは異例ともいえる。そんなレイヤー・かりん(様)さんにインタビューを実施し、年齢を公表した理由や、現場での葛藤を聞いた。

【写真】ほんとに37歳? かりん(様)の可愛すぎる猫耳コスプレ

■年齢公表のツイートに反響…「30代だからといって、好きなことを諦める必要はない」

――年齢を公表したツイートが話題になっていましたね! これはどういった理由で公表しようと思われたのでしょう?

【かりん(様)】このツイートをする数日前に、フォロワーが27万人いたInstagramが乗っ取られてしまったんです。アカウントを削除するしかなくて、「もうどうでもいいや」と、やけくそみたいな気分になってしまって。勢いで年齢を公表しちゃいました(笑)。

――いいねやリツイート、コメントなど、多くの方が反応していらっしゃいました。

【かりん(様)】こんな反響があるとは思っていなかったので、正直びっくりしています。「公表してよかった」と思えるようなご意見もたくさんあり、とても励みになりました。

――「好きなことに年齢は関係ない」という声もありますが、それでもコスプレというと“10代、20代の若い世代が中心”というイメージもありませんか?

【かりん(様)】そうですね。でも、いくつになっても年齢を理由に好きなことを諦める必要はないと思います。人生は1回しかないので後悔しないように生きたいし、もし年齢のせいで大好きな趣味を我慢している方がいらっしゃったら、「諦めずに好きなことするべき!」と伝えたいです。

――とても前向きですね。

【かりん(様)】これは私だけでなく、皆さんにも当てはまると思うのですが、歳を重ねることで、親しい人の死に直面する機会増えてきたんです。そのたびに「人生には期限があるんだ」ということを強く意識するようになって、「あれこれと悩む時間がもったいない。考え込むくらいなら、もっとポジティブに行動しよう」という考えに変わってきました。でも、もちろんネガティブな部分もありますよ(笑)。


■加工はやろうと思えばキリがない 「加工厨にならないように気を付けています」

――コスプレを始めたきっかけを教えてください。

【かりん(様)】19歳のときに友だちから、『ポップンミュージック』のミルクというキャラクターのコスプレをしてほしいと頼まれたのがきっかけです。私のサイズに合わせて、その子が衣装を作ってくれて。そのときの感覚が楽しくて、たまに趣味でやるようになったんですけど、本格的に取り組むようになったのは、32歳くらいだったと思います。

――本格的に取り組んでからも5年くらいなんですね。現在はどれくらいの頻度で取り組まれているのでしょう?

【かりん(様)】コロナウイルスの影響もあって、この数カ月は活動そのものも、かなりスローペースになっています。でも、やりたいコスプレはいっぱいあるので、状況を見ながら少しずつ、活動を再開していきたいです。

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