まだ欧州チャンピオンズリーグ(CL)が残されており、シーズンは終わっていないものの、バルセロナは既に今夏の移籍市場に向けた仕事に取り組んでいる。そんな中、スペイン紙マルカ電子版は23日、退団の可能性がある選手がバルセロナに12人いることを伝えている。

バルセロナの今夏最大の目標がインテル・ミラノでプレーするアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス獲得である中、選手放出には資金調達やトレード要員、人員整理という理由がある。

退団の可能性がある選手として同紙は、GKのネト、DFのセメード、ウムティティ、ジュニオル、MFのラキティッチ、ビダル、FWのデンベレ、ブライトバイテ、期限付き移籍から戻ってくるアレニャ(ベティス)、ラフィーニャ(セルタ)、トディボ(シャルケ)、コウチーニョ(バイエルン・ミュンヘン)の12人を挙げており、1チーム分作れることを強調している。

これらの選手たちの多くは他クラブに所属した場合、スタメンを構成するに十分な戦力になる。しかしバルセロナ内では来季、監督を納得させるプレーができていない、入団後のパフォーマンスと比較してコストが高いなどの理由で居場所がなくなる可能性があり、今夏の退団候補となっている。

この中でも特に高給取りのコウチーニョとデンベレを放出した場合、クラブは新型コロナウイルスの影響を大きく受けている財政面の負担を大幅に軽減することができる。2選手はクラブ史上の移籍金最高額の上位2選手として入団しながらも、重要な地位を築けていないが、市場価値は依然として高いとのことだ。

またセメード、ラキティッチ、ビダル、ラフィーニャ、トディボも人気があるため、移籍先を見つけるのは難しくないと見られている。一方、その他の選手たちはこの後、クラブと話し合いを行い、解決策を見つける必要があるとマルカ紙が伝えている。(高橋智行通信員)

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