7/23(木) 20:45
時事通信
御嶽海、気迫の再出発 遠藤退け、序盤5連勝―大相撲7月場所
遠藤(左)を攻める御嶽海。押し出しで下して5連勝=23日、東京・両国国技館
 3場所ぶりに関脇に復帰した御嶽海が、順調に滑り出した。遠藤を一蹴して初日から5連勝とし、「取りこぼさなかったのは大きい」。納得の表情を浮かべた。

 鋭い出足に気迫が宿った。遠藤にまわしを探る隙も与えない厳しい攻めで一方的に押し出した。「しっかり前に出られたと思う。遠藤関の顔に運よく頭が当たったのでよかったのかな」。取り口を振り返る表情にも余裕が漂う。

 序盤戦を内容の伴った白星で締めても「当たり前じゃないか」。2度優勝を果たし、昨年九州場所までは17場所連続で三役を務めたプライドがある。

 大関候補の筆頭に挙げられながら、取りこぼしや連敗癖がたたって足踏みしてきた。その間に年下の貴景勝と朝乃山に先を越された。12月で28歳。マイペースな性分でも、気にならないはずはない。

 再出発を期した今場所の目標は「10勝以上」と繰り返し公言。昇進への足場を築く覚悟をにじませる。もともと才能豊かな実力者。精神面の成長があれば、大関の座は近づいてくる。 

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