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2020年06月24日

いい俳優の条件とは?
その答えは、人によって変わるだろう。ただ、優れた俳優にのみ挑戦権が与えられる役柄は、明確に存在する。実在の人物や感情の振れ幅が広いキャラクター……いわゆる、「難役」というやつだ。その中でも特にレベルの高い上級者向けの案件――それが、「複数役」。

同じ作品の中で複数の異なる人物を演じ、それを観客に納得させることは、役者にとっては非常にハードルが高く、逆に演技力の見せ所でもある。ここを超えることで、役者の価値が抜群に上がる、と言っても過言ではない。今回は、そんな複数役にチャレンジした俳優と作品を、いくつかご紹介しよう。

中村倫也:『水曜日が消えた』
まずは、公開を迎えたばかり(20年6月19日〜)の映画『水曜日が消えた』。人気俳優の中村倫也が、1人7役を演じている。幼いころに遭った事故の影響で、曜日ごとに異なる7つの人格が内在する身体になってしまった主人公。しかしある日、“水曜日”がどこかへ消えてしまった。7人の中で最もおとなしい“火曜日”は、自分たちの身に何が起こっているのか、調査に乗り出すがーー。中略
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林遣都:『世界は3で出来ている』
「ウィズコロナ」をテーマに掲げ、コロナ禍の“いま”を描き、話題を集めたスペシャルドラマ(フジテレビ:6月11日放送)。演技力に定評のある林遣都が主演を務め、緊急事態宣言による外出自粛が敷かれ、3ヵ月間会えなかった3つ子を演じている。中略
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吉沢亮:『キングダム』
続編制作が発表されたばかりのヒット映画。先日のテレビ放送をご覧になった方も多いだろう。我が国が誇る正統派美形俳優として人気も実力も急上昇中の吉沢亮は、本作で「玉座を奪われた若き王」と「王の影武者となる戦争孤児」という、正反対のキャラクターに扮している。中略
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佐藤健:『世界から猫が消えたなら』
社会現象化したテレビドラマ『恋はつづくよどこまでも』や映画『るろうに剣心』シリーズで、向かうところ敵なしの佐藤健。彼も、映画プロデューサー・川村元気の小説を映画化した『世界から猫が消えたなら』(2016年)で、2役に扮している。余命わずかな青年と、彼の前に現れた悪魔(!)だ。中略
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