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レアル・マドリードは早くも来季のチーム編成が注目を集めている。マジョルカに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英はEU圏外枠の兼ね合いもあり、来季もレンタルに出されることが濃厚とされてきた。

しかし、スペインメディアは3枠のうちの一つに“空き”が出る可能性に注目している。

 2019年夏にFC東京から名門レアルに完全移籍した久保は、シーズン開幕直後にマジョルカへの1年間のレンタル移籍が決定。昨年11月10日のリーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦(3-1)でスペイン初ゴールを挙げると、一度はベンチ要員に降格するも再びスタメンの座をつかみ、ここまでリーグ戦27試合で3得点2アシストをマークしている。

 レンタル期間が満了するシーズン終了後の去就が注目を集めているが、現在レアルから期限付き移籍している元ノルウェー代表FWマルティン・ウーデゴールの代わりに、レアル・ソシエダ行きとなる報道も出ている。

久保本人はレアルでのプレーを目標とし、スペイン紙「AS」で「あそこで居場所を勝ち取るのはとても難しいけど、しっかり練習し続けてチャンスを待つ。その機会が訪れた時には、それを無駄にしない」と力強く語っていた。

 レアルは現在、ブラジル人トリオのFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンが限られた3つの外国人枠を使用。

さらにイギリスのEU離脱の影響から、ウェールズ国籍のFWギャレス・ベイルがEU圏外選手となる可能性もある。これが久保の去就にも関係すると指摘されていたが、EU圏外枠を巡って状況が進展する可能性があるようだ。

 スペインメディア「ドン・バロン」は、「ビッグニュース! フロレンティーノに幸運。問題が一つ解決」と見出しを打ち、かねてからスペイン国籍取得の噂のあったヴィニシウスについてレポートしている。

ヴィニシウスがスペイン国籍を取得すれば、久保とレイニエルで争う外国籍枠が一つ空く

「フロレンティーノ・ペレスが最終的に将来へ向けた大きなニュースを手にするかもしれない。ヴィニシウスが他の将来を約束されている選手たちへ、レアル・マドリードのトップチームへの道を譲ることになる。

すでに決定は下され、ホワイトハウス(レアル)はヴィニシウスがスペイン国籍を取得するための適切な手続きをすることになる。7月にブラジル人選手が2021年にスペインパスポートを得るための手続きを始め、前向きに考えれば2020年終了前にそれが完了することもあり得る。

7月12日はヴィニシウスの誕生日で、スペインの首都で2年が経過する。マドリードはすでに出身国のパスポート、外国人のIDカード、出生証明、またCCSEテストおよびCCSES承認といった各種文書の準備を始めている」

 記事では、これが久保やU-23ブラジル代表MFレイニエルにも関係してくることに触れている。

「サン・ゴンサロ出身の若きアタッカーの申請が認められれば、レイニエルとタケフサ・クボの間で争われる外国籍選手の枠一つが空くことになる。2人とも来季(ジネディーヌ・)ジダン監督のチームでチャンスを得るためのレースを戦っている。

現時点ではラ・リーガでより多くの試合に出ている分、クボがリードしている。レイニエルにとってはカスティージャ(Bチーム)でプレーしただけで、ヨーロッパに適応しているところだけにすべてが厳しい状況。

しかし、次のプレシーズンでそれぞれが2020-21シーズンをどこで過ごすことになるかが決まる。残りの外国人枠はロドリゴとエデル・ミリトンで、まだ資格があるところまで達していない」

 久保の去就に関する報道は、今後一層過熱していくことになりそうだ。

6/22(月) 19:50 フットボールゾーン
https://news.yahoo.co.jp/articles/06e71eaa5b009755c553a953261da179239bacee