元AKB48でタレントの川崎希が25日、日本テレビ系「スッキリ」の電話取材に応じ、SNSで誹謗中傷を受けていたプロレスラーの木村花さんへ、自身の体験も重ね「本人的にはすごく悩んでいたんだろうなと思います」と同情した。

 番組では恋愛リアリティ番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村さんの急死を特集。木村さんはネットで誹謗中傷を受けていたということも取り上げた。

 その中で、自身もSNSで誹謗中傷され、昨年、裁判所へ発信者情報開示請求を行った川崎にも取材した。

 川崎はこれまでも、ネットで住所を明らかにされ、着払いで物を送りつけようと呼びかけられたり、「泥棒をしたらいいんじゃないか」など、犯罪を呼びかけられた過去を明かし「家族にも危害が加えられるんじゃないかと思ったりもした」という。

 妊娠中にも「流産しろ」など、心ない言葉を書き込まれたといい「道で言ったら犯罪になるようなことをがんがんいってくる」「例えば応援メッセージ100個あって1個だけでも悪いメッセージがあると、悲しい気持ちの方が上回ってしまうぐらい破壊力がある」と自身の印象も明かした。

 そんな中での木村さんの急死に「誹謗中傷されている本人は誹謗中傷を受けていることを知っているし、でも周りの人って誹謗中傷のコメントって、そこまで目に入ってなくて見えてなかったりして、サポートできなかったりすることもあると思う」と、誹謗中傷や悪口は、周囲は目に止まりにくいと指摘。だからこそ「本人的にはすごく悩んでいたんだろうなと思います」と自身の体験と重ね、思いを寄せていた。

 川崎は、昨年、裁判所へ発信者情報開示請求を行い、SNSに誹謗中傷を書き込んだ人を特定し告訴。今年3月に、書き込んだ女性2人が侮辱罪で書類送検されている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200525-00000036-dal-ent